かなりイカつくなったフェイスデザイン
フロントマスクのデザインは、シグネイチャーライトが付いたCシェイプのヘッドライトを採用するなど、初代と比べてかなりイカつくなった。先に登場した、新型ルーテシアの面影を強く感じられる。
また、センターグリルの横にあるエアディフレクターは、フロントタイヤ側へと貫通しており、走行中の気流を整流することで、燃費改善および直進性向上などに効果がある。
BMWやメルセデスといった高速走行を得意とする欧州車メーカーでよく見られる手法で、細部まで手を抜かずに作われたことが伝わってくる装備だ。
2トーンカラーのボディカラーは、もはやどのメーカーのSUVでもやっているが、サイドのウィンドウ下に入ったシルバーラインによって、ルーフが浮かび上がったように見せるフローティングデザインも、昨今のコンパクトSUVに共通する最新トレンドでカッコいい。
ボディサイズに対してはオーバースペックにも見える215/55R18サイズの大径タイヤも、55扁平は死守しているところを見ると、見栄えと走りのバランスがギリギリとれるところに落としているように感じる。
また、Cシェイプのリアテールランプもスタイリッシュ。サイドには細かなスリット模様が入っており、非常にシャープな印象だ。
インテリアも最先端かつスタイリッシュ、しかし残念な点も
インテリアは、かつてのルノー車のように奇抜なデザインを取り入れることもなく、キレイにまとめられた印象だ。
面白いフライングセンターコンソールや手にしっとりとなじむ本革巻きのステアリングホイール、所々に施されたインテリアの加飾、身体にフィットする本革シート(テックパック)、モードチェンジに応じて変色するインテリアライティングなど、ほぼCセグメント並みの質感だ。なお、電気式パーキングブレーキも標準搭載となる。
センス良くまとめられてはいたが、7インチのマルチディスプレイだけは、やや物足りなさを感じる。今回、ナビゲーションをApple Car Playで使用したが、表示部が小さくて運転中の視認性はよろしくない。8インチは欲しいところだ。
そして筆者が毎度チェックする「右足用のフットレスト(もしくは平らな置き場所)は、この新型キャプチャーでも確認ができなかった。
高速走行でACCを入れた時に、左右の足をフットレストにおいて突っ張ることで、身体への負担を大幅に下げられる。
ACC(アダプティブクルーズコントロール)が普及してくる今後は、必須ともいえる工夫だ。
アクセルペダルの右側には支柱があるため、ボディ設計へ最初から織り込んでおかないとなかなか設置は難しいのだが、コストは基本的にかからない工夫なので、次期型では、検討していただきたいと思う。
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