ベンツEQSに相当!? BMW i7はEVサルーンのバリエーションを増やせる
今回の試乗では走りよりもさまざまなADAS(ドライバーズ・アシスト・システム)を体験することができた。
特に面白かったのはスーパーマーケットの狭い駐車場に入り込んで、スペースが見つからなかった場合の自動バックアップ走行である。車載のコンピュータはそこへ入り込むまでの軌跡を記録しており、ドライバーは何もしないで最大で200m(これまでは50m)まで自動で戻ることが可能なのだ。
これは狭い道に入り込んで対向車に出会い、バックアップで戻ることもできる。こうした事態は頻繁ではないが、起こり得るので非常に便利なシステムといえる。
ここでは前述の4WSのおかげで狭くて曲がりくねった道でもさらにまた、さまざまな条件下、例えば隣にクルマが駐車していない場合、白線だけでも自動パーキングが行えるのも頼もしい。
さらに驚いたのはリアコンパートメントには31インチの8Kスクリーンがオプション装備可能でまさに車内で劇場のようなビデオを楽しむことができる。
BMW i7はメルセデスベンツEQSに相当するハイエンドEVサルーンである。
しかし、後者は近未来的なデザインを持つハッチバックサルーンでいっぽう、BMWのEVはiXシリーズもあり、自由な選択肢によって、これまでと変わらない独立したトランクを持った3ボックスサルーンを選べるという魅力は捨てがたい。
【画像ギャラリー】進化し続けているBMW 新型7シリーズ&i7の内外装をチェックする(17枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方