【3日目】⑦五老スカイタワー~由良川橋梁~茶六別館
3日目は、五老ヶ岳山頂の自然公園からスタート。舞鶴湾を一望できる頂上広場からの眺望も素晴らしいが、五老スカイタワーに上って、海抜300m超の展望室から見える「近畿百景第1位」の景色を堪能する。岬の稜線と海が交互に連なる美しいリアス式海岸と、航行する大型貨物船や漁船を眺めていると、癒しの時間がゆったりと流れていく。

1階にはカフェレストランがあり、景色を眺めながら舞鶴海自カレーやご当地の舞鶴バーガーなどが味わえる。悪天候の場合は、休業されることもあるので訪れる前に確認したい。
国道178号を由良川沿いに走ると、青い空と青い海を切り分けるように架かる、赤い鉄橋が見えた。京都丹後鉄道の由良川橋梁は、大正13(1924)年に完成し、全長約約550mは鉄道橋として京都府内で最長。水面から橋桁までの高さが約3mで、その低さゆえに車窓からは「海の上を走っている」ような錯覚に陥る。この橋梁を走る列車に乗ることを目的に、京都北部を訪れる人が多いのも納得だ。
川岸に陣取り、列車を撮影することに。撮影海と空を浮遊する列車を写真に収めるなら、水戸岡鋭治氏デザインの車両を狙いたい。「丹後くろまつ号」は金土日祝日に運行する予約制のレストラン列車で、始発から終点のダイヤしか公表されていないため出合うのは容易ではないが、「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」は、各駅停車のため運行ダイヤが時刻表に記されている。
丹後由良駅の時刻表を確認して、丹後あかまつ号を撮影しようと待っていたが、やってきたのは青い車両。不思議に思いながらシャッターを切り、その場で画像データを確認して驚いた。京都府北部エリアの観光誘致・地域づくりプロジェクト「海の京都」でデザインされた「海の京都デザイン列車」だったのだ。こんな偶然の出合いも、旅の楽しみである。
川岸から見る景色も素敵だが、クルマを沿線周辺の駐車場に停めて、京都丹後鉄道の列車に乗車することをおすすめしたい。車窓から由良川橋梁を楽しむ列車の旅で、海の上を走っているような感覚を体感してほしい。
昼食に、丹後の海の幸を堪能させてくれる「茶六別館 四季膳花の」へ。寛永年間、北前船の寄港地として人や物で賑わう城下町宮津で「旅宿・茶六」を創業し、昭和6(1931)年に数寄屋造りの料理旅館を建てたのが「茶六別館」のはじまり。

丹後とり貝、丹後のブリ、松葉ガニなど、美しい丹後の海が育んだ、その季節にしか味わえない旬の味覚を、至福の一皿で供してくれる料理旅館だ。
日帰りの食事プランも用意されていて「気軽に茶六の料理が食べられる」と好評。四季折々の旬の食材の持ち味を生かした懐石料理コースは11,000円からで、2名以上の予約が必要。お昼限定で丹後の四季を味わえる「花の御膳」5,500円は、金曜・土曜・日曜の8名以上で用意してもらえるので、グループの旅や、家族旅行のプランにおすすめだ。

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