【くるまの週末-京都編】この春に川とグルメとドライブを楽しむ絶品プランをご案内!!【ドライブ編】【PR】

⑧天橋立~伊根浦公園~丹後半島一周ドライブ~かぶと山展望台

 次に向かったのは、日本三景「天橋立」。リフトかモノレールで山頂の天橋立ビューランドへ。初めて訪れる者も、幾度となく足を運ぶ者も、その絶景を前にすれば思わず感嘆の声を漏らし、しばらく立ち尽くしてしまう。それほどの圧倒的な美しさを湛えている天橋立。

天橋立/京都府宮津市文珠/日本三景『天橋立』
天橋立/京都府宮津市文珠/日本三景『天橋立』

「股のぞき」で、天に舞い上がる龍が見えるのは有名だが、イザナギノミコトが天と地を通うために作った梯子が倒れたのが天橋立の始まりであると「丹後国風土記」に記されていることは、あまり知られていない。梯子を思い描きながら天橋立に向き合うと、青空に掛かる様子が想像できて、またそれも一興である。

 全長約3.6km、幅約20~170mの砂洲に約6700本の松が植わる並木道を歩く。海流が運ぶ砂と、川が運んだ土砂がぶつかり、約4000年かけて自然が生みだした奇跡を感じながら散策を楽しんだ。

 続いて「伊根の舟屋」を訪れた。伊根湾に沿って、1階が船置き場、2階が住まいや作業場の舟屋が軒を連ねる。その数は約230軒で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。穏やかな海、背後に迫る山並み、整然と並ぶ舟屋の景色は魅力的で、世界中から訪れた観光客で賑わっている。しかし、伊根浦地区は住民が暮らすまちなので、散策するのも、写真を撮るのも、十分な配慮が必要だ。

伊根の舟屋/京都府与謝郡伊根町
伊根の舟屋/京都府与謝郡伊根町

 伊根浦公園の向かいに伊根町観光案内所があり、遊覧船や海上タクシー、食事、宿泊などの観光情報のほかに、観光で気をつけることも教えてもらえるので、最初に訪れたい。

 伊根浦地区には4ヵ所の有料駐車場があるが、道路も狭く、休日は混み合うので、「道の駅舟屋の里伊根」もおすすめだ。駐車場は無料で、高台に位置しているので、伊根湾と伊根の舟屋を一望できる。トイレ、休憩所、レストラン、土産店があり、伊根町で水揚げされた旬の魚の干物なども手に入る。

 丹後半島を一周する国道178号は、海沿いのワインディングロードで、ドライブが楽しいコースが続く。

日本海の絶景
日本海の絶景

 丹後半島の先端、近畿地方の最北端に位置する経ヶ岬に到着。明治31(1898)年に設置された「経ケ岬灯台」は国指定重要文化財で、今も現役で点灯して、日本海を航行する船舶の安全を見守り続けている。最大の特徴は国内で5ヵ所にしか存在しない「第1等レンズ(フレネル式レンズ)」。同心円状に刻まれた溝や、淡いグリーンの色など、その特徴を見ることができる。海抜148mの断崖に建つ白亜の灯台として、観光に訪れる人も多い。駐車場から徒歩15分400mの距離。行きは急勾配の上りの土階段が続くので、履きなれた靴、スニーカーでどうぞ。

経ケ岬灯台/京都府京丹後市丹後町袖志
経ケ岬灯台/京都府京丹後市丹後町袖志

 砂浜を歩くと「キュッキュッ」と澄んだ音を奏でる鳴砂(なきすな)で知られる「琴引浜」に立ち寄る。全長1.8㎞の白砂青松の景勝地で、国指定天然記念物、日本の渚百選にも選ばれている。石英の摩擦で音が鳴り、浜が汚れると音が出なくなるため、地元の方やボランティアが定期的に清掃活動を続けている。浜を歩く際、禁煙はもちろん、ごみの持ち帰りなど、環境保全に努めてほしい。駐車場から浜全体を見渡せるので、雄大な自然の美しさを感じてほしい。

琴引浜/京都府京丹後市網野町掛津/全長1.8km/国の天然記念物・名勝に指定
琴引浜/京都府京丹後市網野町掛津/全長1.8km/国の天然記念物・名勝に指定

 海沿いの国道178号を走っていて、良い景色に遭遇してもクルマを停める場所がないため、駐車場にトイレも整備されている丹後松島展望所はおすすめだ。青い日本海、白波が打ちつける岩島と、そこに根を下ろす緑豊かな松の対比が、日本三景の「松島」に似ていることから、この名で呼ばれるようになった。犬ヶ岬に続く遊歩道が整備されていて、アップダウンの少ないので、時間があれば寄り道もいいだろう。

 旅のゴール地点にした「かぶと山」の麓に到着。せっかくなので標高191.7mのかぶと山の山頂展望台を目指すことに。

かぶと山展望台/京都府京丹後市久美浜町
かぶと山展望台/京都府京丹後市久美浜町

 登山口を入ると、つづら折りの急斜面の山道が続く。勾配のきつい50段の階段が現れ、緩やかな坂に続き、最後の試練ともいえる186段の急峻な階段が立ちはだかる。普段から運動しない者にとっては、かなり過酷なので、無理せず休憩を挟みながら、自分のペースで上がってほしい。

「かぶと山山頂展望台」には、京都府内の杉材を活用した木製デッキが整備されている。苦労して登ってきた甲斐あって、展望台からは美しい久美浜湾が一望できる。湾を渡るようにできた砂嘴の「小天橋」が、日本海の荒波を隔てるため、湾内は一年を通してとても穏やか。この久美浜湾の景色は、京都府選定文化的景観にも選ばれている。

 1200年の歴史と文化を守り伝え、都会の利便性と快適な暮らしが共存する京都。クルマで少し移動するだけで、山、川、海の豊かな自然に出合えたことが、驚きと感動の連続で、京都の懐の深さを改めて実感できたドライブ旅だった。

 さて、時間の関係で通りすぎたところに立ち寄りながらの、帰路の旅を楽しもうではないか、とクルマのエンジンをかけた。

【くるまの週末-京都編】この春に川とグルメとドライブを楽しむ絶品プランをご案内!!【グルメ編】

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