■「AE86がブローして文太がレッカーで来たじゃないですか。あれでもう泣けますよ」
商品企画の荒井秀介さんもこれまた熱量の高い方。好きなエピソードを聞いてみた。
「拓海が須藤京一とのバトルでエンジンブローをするシーンありますよね。そして文太がどこからとなく迎えにくるところ。積載車があったというのはブローを予測していたんですかね。積載車の車中の会話とかもう泣けてきます……」
しげの先生作品はクルマのみならずその人間ドラマも素敵ですよね~。と作品に関心して語っていると記事が終わりそうなので、製品の細かなディテールについても聞いてみた。まずは真っ赤なカラーリングから。

ベースモデルのカーボンファイバー強化樹脂、サスペンションイメージをキープしながら、ベゼルなどを赤でまとめるなかで黒を置いているのがこのモデルだ。もちろん赤黒イメージはMFゴーストの86だ。かっこいいぜ……。
デザイナーの東さんは「何も知らない人にパッとみせて印象に残るかが大事です。かと言ってベースモデルのデザインを生かしながら、そこに2作品の要素を鮮烈に印象付ける必要があります。それがMFゴーストの86のカラーリングだったんです」と語る。
メタルのバンドのイメージも強いエディフィスだけど、装着感や耐久性を考慮しCODURA(コーデュラ)素材のバンドを採用しているのもこだわり。真っ赤なバンドのイメージがかっこいいぜ。
■限定モデルのために新規部品も作るコスト度外視のこだわり
通常のコラボモデルであればカラーリングだけ変更したり、化粧箱つけて「これでいいいでしょ? みんな好きでしょ?」という仕事が垣間見えるのだけれど、今回は前述したとおり開発陣がガチマニア。
なんとベースモデルの時計からベゼルにアルミのパーツを足したり、文字盤に透明印刷の技術を用いることで「ギャアアア」という擬音をさりげなく見せたり、このモデルのためだけのテクノロジーが投入されているのが見どころ。
ただどう考えても儲かるための時計作りには思えないし、担当から「数量限定モデルにここまでやる意味あるんですか?」とやや本音の質問をしてみた。
「この製品は『頭文字D』と『MFゴースト』ファンの方に響く製品を届けたい。という想いが第一でした。そしてエディフィスという製品のファンにもなって欲しいという想いを込めています。技術的な難易度があっても妥協できない部分は貫く等、量産するにあたって限られた条件の中で最大限の効果を出す!! という事に注力しました。」と田代さん。
そもそもがスマホリンク、タフソーラーといった時計の基本的な性能を高めつつ、サスペンションアームデザインでクルマとの親和性の高かったエディフィス。だから単純な有名マンガ作品とのコラボってだけじゃなくて、「クルマやレースを知り尽くしたエディフィス」だからできた渾身のモデルってのがポイント。
開発秘話を聞くにつれものづくりの真髄、そして作品への愛が溢れててなんだか目頭が熱くなるんですよなぁ……(感涙)。そんな熱い思いの詰まったエディフィスの『頭文字D』『MFゴースト』コラボモデル(ECB-2000MFG)。
予約は下記のカシオサイトから11月1日(火)0:00にスタート。11月1日に日付が変わった瞬間に始まるぞ!! 発売日は11月11日(金)。これはもうプレミア化必須だし、十中八九「瞬殺」の予感。カシオIDを事前に作っておいて11月1日の0:00にアクセスすることが必須だ。
ファンなら絶対に手に入れないと後悔すること間違いなし(担当も予約に挑んでみよう……)。欲しいぞぉぉぉぉ!!!!
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