日産はスーパーGT・GT500クラスで2008年より使用してきたGT-Rに代わり、2022年シーズンから新型Zで参戦することを発表した
Z is back in the raceb(Zがレースに帰ってきた)。ZがGT500に投入されるのは2007年以来15年ぶりとなる
日産のGT500マシンはZ33(2004〜2007年)、GT-R(2008〜2021年)、新型Z(2022年〜)となる
S30をモチーフとしたフロントマスク、Z32を彷彿とさせるリアコンビ、Zの最大の特徴である流麗なルーフラインなど、1月に日本で発表される新型Zのデザインを忠実に盛り込んでいる
エンジンは2L、直4直噴ターボで、ピークパワーは650ps以上、駆動方式はFR
GT-Rはハイダウンフォースの代償としてドラッグが大きいというネガがあったが、規定の範囲内で克服できるか?
写真左から片桐隆夫ニスモCEO、アシュワニ・グプタ日産COO、Zの柳田こと柳田春人氏、日本一速い男と呼ばれ現在チームインパルを率いる星野一義氏が新型Zを囲む。2021年同様に4台体制が有力だと思われる。エントラント、ドライバーについては例年どおり2月中に正式発表されるだろう
全日本GT選手権時代の2004年にZ33はGT500クラスでデビュー年にダブルタイトルを獲得
日産 Z GT500
日産 Z GT500
日産 Z GT500
日産 Z GT500
日産 Z GT500
日産 Z GT500
日産 Z GT500
日産 Z GT500
GT500クラスではトヨタのGRスープラ、ホンダのNSXに対して苦戦を強いられてきた日産が新型Zで反撃の狼煙をあげる。2022年のスーパーGTの開幕戦(4月16〜17日・岡山国際サーキット)が楽しみ!!
ここからはモータースポーツにおけるZの歴史を。初代のS30は1970年にZ432Rが鈴鹿300kmレースに参戦して以降、国内レースで活躍
S30は海外ラリーにもダットサン240Zの名前で参戦し、1971年のサファリラリーでの3冠達成、1972年のモンテカルロラリーでの総合3位、サザンクロスラリーでの総合2位と大活躍
2代目のS130はレース活動の場を北米に移し、IMSA-GTOで活躍した
3代目のZ31では、1985年に神岡政夫氏が全日本ラリーで総合王者に輝いた
4代目のZ32はIMSAに参戦。デイトナ優勝ほか、ル・マンは総合5位!!
5代目のZ33は2003年からGT300、2004年からGT500に参戦し活躍した
5代目のZ33は2003年からGT300、2004年からGT500に参戦し活躍した
現行のZ34は2010年からスーパー耐久に参戦。アメリカのSCCAでも活躍