2020年12月に新型YZF-R7のスクープを掲載し的中させた当Webに、新たな情報が飛び込んできた。今度は新型YZF-R9が2023年にデビューするというもので、ヤマハが立て続けに新型スーパースポーツを登場させることになる
MT-09をベースにフルカウル化したYZF-R9を予想。エンジンは並列3気筒なのでYZF-R7よりもボリューム感を出した(CGイラストは編集部で制作したもの)
YZF-R9のベースになると予想されるMT-09。2014年にデビューし2021年に第二世代にフルモデルチェンジした。排気量は888ccで価格は110万円
2月14日に発売された新型YZF-R7。YZF-R25と同じ並列2気筒エンジンを搭載した大型ビギナー向けのモデルとなる。排気量は688ccで価格は99万9900円
3気筒スーパースポーツの前例はトライアンフにあり、ストリートトリプルの並列3気筒エンジンは、モト2レーサーに使われている
並列3気筒765ccエンジンを搭載したデイトナ“モト2”765リミテッドエディション(手前)も2020年に発売された
2020年に生産終了となったYZF-R6(赤丸)の位置にハマりそうなのが新型YZF-R9。R6の118.4PS/190kgとMT-09の120PS/189kgのスペックはかなり近い
エンジンは846ccから888ccに拡大している。内部パーツを見直し慣性マスをアップしながら1.7kg 軽量化と3mmストロークアップしながらサイズをキープしている
MT-09が採用した新開発の「IMU」(Inertial Measurement Unit)。YZF-R1に搭載しているものより50%の小型化、40%の軽量化を実現している
アルミダイキャストのフレームは、縦、横、ねじり剛性のバランスを調整し、特に横剛性は従来比で約50%アップし直進安定性向上に貢献している
新型MT-09は、ヤマハ独自のアルミ材の開発と工法の確立で鋳造ホイールでありながら鍛造ホイールに匹敵する強度と靭性のバランスを実現したSPINFORGED WHEEL技術を採用
新型MT-09のメーターはカラー液晶を採用。電子制御はオフ、マニュアル設置、モード1、モード2の4つから選択可能だが、その際はセッティング画面に切り替わる
新型YZF-R7はM字ダクトにバイファンクションLEDヘッドライトをセットする。新型YZF-R9もラムエアダクトとせず、同様のライトを採用すると予想される