当サイトでたびたび報じてきた現代版ダックス「ST125 ダックス」が、いよいよ大阪モーターサイクルショーで世界初披露される見通しだ。
愛くるしいフォルムはそのままに、4速の自動遠心クラッチや2人乗り可能なシートで登場するだろう。他にもホンダの展示モデルを予想したので、2022年モーターサイクルショーをチラ見せしていこう。
文/ベストカー編集部、CG/SHINGRAPHIC、写真/HONDA
【画像ギャラリー】ダックス125やホーク1100、新型スーパーカブ110、新型クロスカブ110など見どころはこちらへ!(10枚)画像ギャラリー令和ダックスはファンも納得の鉄モナカフレームで登場!?
カワイイ胴長フォルムで知られるダックスが、現代に甦る。――近頃のホンダは、モンキー、スーパーカブC125、CT125ハンターカブと往年の名車をモチーフにした125ccモデルを矢継ぎ早にリリース。その第4弾として登場するのが「ST125 ダックス」だ。
ダックスホンダは、1969年にデビューし、国内では1983年まで販売されていた50cc/72ccのレジャーバイク。鋼板プレスのバックボーンフレームによる独特のスタイルが魅力的だが、現代版ダックスもオリジナルモデルと同様のフレームを採用する模様。当然、新設計で高い質感を追求しており、当時を知るダックスファンも納得できる完成度となりそうだ。
さらに、車名も元祖をリスペクトする。ダックスは初期型の1969~1981年型まで車名型式に「ST」を使用していたが、現代版も「ST」の名を冠するという。
さらにエンジンは4速の自動遠心クラッチを採用するとの新情報も。前述のホンダの原付2種軍団は、2022年10月に全面適用される新排ガス規制を見据え、ロングストローク設定の新作エンジンを搭載。スポーティなグロムとモンキー125は5速マニュアル、コミューターのスーパーカブC125はペダルを踏み込むだけで変速できる4速の自動遠心クラッチを採用する。
このエンジンを新型ダックスも踏襲するが、5速MTではなく、意外にも4速の自動遠心クラッチとなる見込み。クラッチレスなのでAT小型限定二輪免許で運転でき、気軽さとスポーティさを両立するのがポイントだ。
価格については、同様の新型エンジンを採用し、ABSを追加した新型スーパーカブC125が44万円となったように、ダックス125も同程度のプライスタグをつけるか。発表は3月19日から開催予定の大阪モーターサイクルショーのタイミングが濃厚、発売は初夏ごろになると予想したい。
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