バブル時代に「六本木のカローラ」と呼ばれるほど若者に人気を博したBMW 3シリーズE30。「赤坂のサニー」と呼ばれていたメルセデス・ベンツの190E(W201)もそうだが、クルマがステータスだったオヤジ世代のクルマ選びはブランドがとても重要だった
国産車のデートカーの頂点を極めたソアラ。ソアラでドライブデートに誘われたら、断る女性なんていないんじゃないか!? というくらいのステータスの高いクルマだった
若者に人気のN-BOX。若者も世代は、価格と実用性のバランスがとれているN-BOXのようなクルマでドライブすることを好む。そのほうが安く、遠くまでドライブに行けるからだ。そんな合理性も若者の特徴
今の若者はクルマを所有しているか否かにはあまりこだわりを持たないと言われている。そのため、ドライブをしたい時だけカーシェアリングを利用することも抵抗がない。ここも実に合理的だ
オートキャンプを楽しむなど、ドライブのその先にある何かのほうが大事というのが今の若者たちのドライブスタイル
カーナビの性能もアップし、行き止まりの道に案内されることは稀だが、万一、知らない土地でそんなことになったら、地図読みとは無縁の若者世代はパニック必至!?
今ではスマホとナビをブルートゥースで接続できるのが当たり前になりつつある。運転手だけでなく同乗者の好みの曲も好きなだけ流すことができる
ナビを使えばリアルタイムの交通状況も加味した最適なルートを案内してくれるが、便利さゆえ、道の名前や経路以外の道を把握することは少なくなったため、若者世代は地図読みが苦手な傾向が。迷子からのリカバリー力がイマイチ
シガーソケットが姿を消して代わりに搭載されたのがアクセサリーソケットとUSB。アクセサリーソケットはシガーライターソケットと形は似ているが、あくまで電源として使用するものなのでシガーライターを入れたりすると危険。禁煙ができないオヤジにとってちとツラい
いまやシガーライターはオプション化されているクルマが多数。そもそも臭いに敏感な若者世代はたとえ喫煙者であっても、愛車は禁煙車にしている人も多い
車内での喫煙がかっこいいという時代は終焉を迎えている。車内喫煙に対する考え方はオヤジと若者で大きく異なるポイントかもしれない
ドライブインと似た役割を果たしている道の駅は全国に1194駅にまで増えている。地域の特産物を販売したり、温泉施設を併設したりと単なる休憩場所ではなく、ちょっとした観光スポットとしても人気だ
地方にはまだ昔ながらのドライブインも存在するが、その数は激減。かわりに隆盛を極めるのが道の駅や高速道路のパーキングエリア。偶然見つけたドライブインで思いがけず旨い食事にありつけた……といった嬉しい誤算といった体験ができなくなりつつあるのはさみしいかぎり
ベイブリッジやレインボーブリッジ付近ができた当時、若者は狂喜乱舞!? たちまちドライブデートの聖地となった。これは不変! 若者世代も美しい夜景のなかを走るドライブは大好物
若者のドライブの中には写真/動画を撮ってSNSで共有することまでが一セット。千葉県袖ケ浦市の海岸沿いの道路は千葉フォルニアと呼ばれ人気のスポットだったが迷惑行為も目立つようになり問題になっている