2013年の戴冠記念式典ではエリザベス女王がベントレーの最新モデルを見学に訪れたことも
ロールスロイスはいまも進化を続け旗艦車種ファントムは健在だ
エリザベス女王公用車ファントムVIステートリムジンと同型車となるファントムVI。クラシカルな面持ちだ
6mオーバーの堂々たるサイズ
基本的には当時のファントムはオーダーメード。いかなる仕様にも対応できるのがクルー工場であり、マリナーパークウォードなどのコーチビルダーだ
ドアノブひとつにも細かな細工が
ボンネットにはスピリット・オブ・エクスタシー。羽の生えた天使と勘違いされがちだが「サモトラケのニケ」をモチーフにした女神だ
伸びやかなボディラインは1台ずつ職人が盛っては削ってをしていた時代だ
うーん、のびやかだ
後部座席は布シート、前部座席は革シートというのが馬車時代からの慣習。とはいえファントムVIはオーナーの好みでさまざまな仕様が存在する
ウッドパネルも左右対称になるように木から育てる手の込みよう。わざわざコブを作るように発育不良を起こすなどその念の入れようは気が遠くなるほど
イギリスの名車であると同時に世界中の国家元首などへ納車された。日本の宮内庁にも納入されている
ピクニックセットを装備するのは現代のファントムでも同じ
ここで食べるサンドイッチとか美味しいだろうなぁ……
現行ファントムも過剰なまでの品質管理が行われる
かつてのクルー工場