巷で言われるほど若者はクルマに乗らないのか? 若者の運転免許の取得数や取得率、教習所が行っている対策などを調査した(Hanasaki@AdobeStock)
人口に対する免許取得率は20歳~24歳で70%以上、25歳~29歳で80%以上が運転免許を保有している。けっして低くはない数字に見えるが、35歳〜59歳までの人口に対する免許保有率は90%以上。比較するとやはり低いといえるかもしれない(maroke@AdobeStock)
ATとMTのどちらが多いのかは、自動車メーカーが送り出す新車の比率を考えてもある程度予想がつくだろう。いうまでもなくAT限定で取得している若者が多い。MT車が少ないのでAT限定で取る。AT限定免許所持者が多いからMT車が少なくなるという堂々巡りだ(chihana@AdobeStock)
若者の絶対数が少ないため、20年前の若者の免許取得者数と比較して「若者の免許離れが進んでいる」と断言することはできないが、20年前に20代だった世代より現代の20代の方が人口が少ないため、今後免許取得者数が減少するのは必然だろう(ururu@AdobeStock)
自動車教習所では免許取得者減少への対策として、早期申込割引やオプション料金を無料にするなどのキャンペーンを行っている。キャンペーン対象は学生のほか、社会人や主婦を対象としたものまでさまざま(Ni_photo@AdobeStock)
たとえば、昔も今も若者の70%が免許を取得したとしても、今は少子化によって若者の数が少ない状態なので、同じ「70%」でも免許取得者数は確実に減っている。教習所の運営にはさらに厳しい時代となる(watoson@AdobeStock)