インテリアはフィットに近い雰囲気に
インテリアは、ナビゲーションモニタをダッシュボード最上段へと移動し、周囲にスイッチなどを配置しないことで、すっきりとした印象だ。エアコン温度調整のような、調整ノブが並ぶ様子は、現行型フィットの雰囲気に近いようにも考えられる。
シフトノブも、ホンダeのようなスイッチ式ではなく、センターコンソールから生えた通常のタイプを踏襲しているようだ。
また、おそらく後席用のスピーカー(ツイーター?)が、後席ドアのBピラーの傍に配置されている。推測だが、このショットを先行公開画像に選んだホンダの意図としては、後席乗員のためにも良い音質を聞かせる工夫をした、ということだろうか。
フィットに続く新HV搭載で低燃費も実現
そして「e:HEV(イーエイチイーブイ)」のエンブレムも公開された。新型フィットと同じ、2モーター方式の1.5Lハイブリッド(132ps/15.9kgm、モーター29.5ps/16.3kgm)が、そのまま搭載されるはず。
現行ヴェゼルに搭載されている、1.5L i-VTEC(131ps/15.8kgm)や、上級グレード採用のVTECターボ(172ps/22.4kgm)が廃止されてしまうのかが、気になるところだ。
新型ヴェゼルは上級移行して登場!?
筆者は、ヴェゼルは今回のモデルチェンジで、RAV4やエクストレイルといった4WD SUVカテゴリでも存在感を得るため、現行ヴェゼルの立ち位置よりもやや上級移行したクロスオーバーSUVとなるのではないか、と予想している。
今回公開された情報では、まだ決定的なことはわからなかったが、リアのオーバーハングが伸びているように見えることを考えると、その予想もあながち妄想ではないのかもしれない。
(現行ヴェゼルは全長4330mm。RAV4は4610mm、ハリアー 4760mm、エクストレイル4690mm)
現在の日本市場では、コンパクトSUVが乱立状態だ。特に、ロッキー/ライズは手ごろなサイズと価格で、使い勝手も抜群。
いま人気沸騰中のヤリスクロスは、ハイブリッドが228万円(ハイブリッドX 2WD)と、エントリー価格が非常に安い。それらに対抗するには、相当魅力的なモデルでないと太刀打ちできない。
ホンダとしても、大ヒットが見込める新型ヴェゼルには、相当力をいれて開発に取り組んでいると思われる。ホンダが威信をかけて開発しているであろう、新型ヴェゼルの登場は、非常に楽しみだ。
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