今春発表の新型ヴェゼル王座奪還なるか? 一部写真を公式が世界初公開!!

インテリアはフィットに近い雰囲気に

2020年2月に登場した現行型フィット 大型のナビゲーションモニタをダッシュボード最上段に配置、すっきりとした印象のインテリアだ
2020年2月に登場した現行型フィット 大型のナビゲーションモニタをダッシュボード最上段に配置、すっきりとした印象のインテリアだ

 インテリアは、ナビゲーションモニタをダッシュボード最上段へと移動し、周囲にスイッチなどを配置しないことで、すっきりとした印象だ。エアコン温度調整のような、調整ノブが並ぶ様子は、現行型フィットの雰囲気に近いようにも考えられる。

 シフトノブも、ホンダeのようなスイッチ式ではなく、センターコンソールから生えた通常のタイプを踏襲しているようだ。

 また、おそらく後席用のスピーカー(ツイーター?)が、後席ドアのBピラーの傍に配置されている。推測だが、このショットを先行公開画像に選んだホンダの意図としては、後席乗員のためにも良い音質を聞かせる工夫をした、ということだろうか。

ナビゲーションモニタをダッシュボード最上段へと移動した また、シフトノブはホンダeのようにスイッチ化せず、センターコンソールから生えた通常のタイプを踏襲
ナビゲーションモニタをダッシュボード最上段へと移動した また、シフトノブはホンダeのようにスイッチ化せず、センターコンソールから生えた通常のタイプを踏襲

フィットに続く新HV搭載で低燃費も実現

筆者は、現行ヴェゼルの1.5リッターi-VTECガソリンエンジンを残し、高性能&低燃費のe:HEVか、経済的なガソリンか、という選択肢を用意してくるのではないかとみている。
筆者は、現行ヴェゼルの1.5リッターi-VTECガソリンエンジンを残し、高性能&低燃費のe:HEVか、経済的なガソリンか、という選択肢を用意してくるのではないかとみている。

 そして「e:HEV(イーエイチイーブイ)」のエンブレムも公開された。新型フィットと同じ、2モーター方式の1.5Lハイブリッド(132ps/15.9kgm、モーター29.5ps/16.3kgm)が、そのまま搭載されるはず。

 現行ヴェゼルに搭載されている、1.5L i-VTEC(131ps/15.8kgm)や、上級グレード採用のVTECターボ(172ps/22.4kgm)が廃止されてしまうのかが、気になるところだ。

新型ヴェゼルは上級移行して登場!?

2013年12月に現行型の初代ヴェゼルが誕生してから約7年。SUVのトップセラーにも輝いた人気車が、いよいよ初のモデルチェンジを迎える。その進化と「変化」に期待と注目が集まる
2013年12月に現行型の初代ヴェゼルが誕生してから約7年。SUVのトップセラーにも輝いた人気車が、いよいよ初のモデルチェンジを迎える。その進化と「変化」に期待と注目が集まる

 筆者は、ヴェゼルは今回のモデルチェンジで、RAV4やエクストレイルといった4WD SUVカテゴリでも存在感を得るため、現行ヴェゼルの立ち位置よりもやや上級移行したクロスオーバーSUVとなるのではないか、と予想している。

 今回公開された情報では、まだ決定的なことはわからなかったが、リアのオーバーハングが伸びているように見えることを考えると、その予想もあながち妄想ではないのかもしれない。

(現行ヴェゼルは全長4330mm。RAV4は4610mm、ハリアー 4760mm、エクストレイル4690mm)

 現在の日本市場では、コンパクトSUVが乱立状態だ。特に、ロッキー/ライズは手ごろなサイズと価格で、使い勝手も抜群。

 いま人気沸騰中のヤリスクロスは、ハイブリッドが228万円(ハイブリッドX 2WD)と、エントリー価格が非常に安い。それらに対抗するには、相当魅力的なモデルでないと太刀打ちできない。

 ホンダとしても、大ヒットが見込める新型ヴェゼルには、相当力をいれて開発に取り組んでいると思われる。ホンダが威信をかけて開発しているであろう、新型ヴェゼルの登場は、非常に楽しみだ。

新型ヴェゼルの予想CG。当初は現行型に極めて近いデザインが予想されたが、公開されたティザーから、より「変わる」可能性が高い
新型ヴェゼルの予想CG。当初は現行型に極めて近いデザインが予想されたが、公開されたティザーから、より「変わる」可能性が高い

【画像ギャラリー】ついにベールを脱いだ!? 新型ヴェゼル 先行公開された全写真をチェック

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