シビックRSの日本発売はあるのか? 歴代ホンダRSの栄光を振り返る

■ミニバンやSUVにも設定されたRS


■ジェイドRS 2015年5月

ジェイドRSには1.5リッター直4ターボ(150ps/20.7kgm)と1.5リッター直4ハイブリッド(エンジン:131ps/15.8kgm+モーター:29.5ps/16.3kgm)
ジェイドRSには1.5リッター直4ターボ(150ps/20.7kgm)と1.5リッター直4ハイブリッド(エンジン:131ps/15.8kgm+モーター:29.5ps/16.3kgm)

 ジェイドはトヨタプリウスαに似たところもあるステーションワゴン的ながら3列シートを持つ、ミドルミニバンとして2015年2月に登場した。

 登場初期は1.5リッター1モーターハイブリッドのみだったジェイドだが、登場3カ月後に1.5リッターターボを搭載するRSを追加。ジェイドRSはスポーティなエクステリアや引き締められたサスペンションなどを持つ、RS化の手法に沿ったモデルだった。

 2018年5月のマイナーチェンジでジェイドRSはハイブリッドにも追加され、RSは5人乗り2列シート車となったのだが、如何せん価格の高さなど、ジェイド自体の商品力が弱く、ジェイドは2020年に絶版となってしまった。

■ハイブリッドとガソリン車に設定された初代ヴェゼルRS


■ヴェゼルRS 2016年2月

2016年2月に追加されたRS。1.5リッター直4ハイブリッドは132ps/15.9kgm+29.5ps/16.3kgm、1.5リッター直4ガソリンは131ps/15.8kgmを発生
2016年2月に追加されたRS。1.5リッター直4ハイブリッドは132ps/15.9kgm+29.5ps/16.3kgm、1.5リッター直4ガソリンは131ps/15.8kgmを発生

 コンパクトSUVとして大成功を収めた初代ヴェゼルにもRSは設定された。初代ヴェゼルにRSが設定されたのは2016年2月の一部変更のときで、1.5リッターガソリンとハイブリッドに設定されたRSは専用のグリルやアルミホイールといったエクステリア、機能面ではパフォーマンスダンパーの追加や可変ステアリングギアレシオ、ウルトラスエード地となるシートなどが装備された。

 また、ヴェゼルRSはFFのみに設定されており、この点はコンパクトSUVの中でもシティ派方向となるヴェゼルのキャラクターをよく表わしているといえるかもしれない。

 現在ホンダのスポーツモデルは次期シビックタイプRが500万円近くと予想されるなど、バリエーションが少ないうえに高嶺の花となるモデルばかりとなっているだけに、フィットなどにもRSやRSに相当する手が届くスポーツモデルが加わることを期待したい。

【画像ギャラリー】タイ仕様の新型シビック&ホンダ歴代のRSグレードをみる

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