■トヨタ ヴォクシー/ノアは次期型でも2モデル態勢を存続か?
トヨタは2021年中盤にもヴォクシー/ノアをフルモデルチェンジする予定ですが、現在のエスクァイアを加えた3兄弟はヴォクシー/ノアに集約し、この2モデルは存続させて世代交代する見込みです。
今年4月27日に一部改良した時点では、ノアは従来どおりの全グレードを継続させているのに対して、ヴォクシーは3ナンバー車のエアロバージョンを残して5ナンバー車の標準タイプを廃止し、エスクァイアは上級グレード以外を廃止としています。
この時点で次期モデルではノアに統合し、ヴォクシーとエスクワイアは廃止とすると思われました。ところがこの5~6月の販売実績では引き続きヴォクシーの売れゆきが最も多く、ほかの2車種を月販1000台以上も引き離す推移となっているのです。
ヴォクシーのエアロバージョンは押し出し感のあるフロントマスクのエクステリアデザインが受け、幅広いユーザー層からの引き合いが多くなっています。残価設定クレジットで購入する場合、3~5年後の下取り査定額がほかの2車種よりも40万~50万円も高い値がつくこともヴォクシー人気を後押ししています。
このため次期モデルではヴォクシーをエアロバージョン、ノアを5ナンバーの標準グレードに分けたラインナップで世代交代する案が急浮上しています。
■トヨタ 8月3日、ランドクルーザープラドを一部改良 特別仕様車も
トヨタは8月3日、ランドクルーザープラドを一部改良すると同時に特別仕様車を設定、発売します。一部改良の内容は装備の充実化やエンジン改良、安全対策強化、法規対応などです。
装備は、ディスプレイオーディオが選択できるようになり、ナビを8インチから9インチに拡大し、2.8Lディーゼルターボ車のTZ-Gにパドルシフトを採用します。エンジン改良は、最高出力をアップします。
安全対策は、道路標識の認識機能が加わり、後方衝突防止機能の追加、サイドミラーの視界改善、オートライトの全車標準装備化が行われます。法規対応は、燃費モードを従来のJC08モードからWLTCモードに変更します。
特別仕様車はTX Lパッケージをベースに、ブラックエディションを設定します。これは、ブラック塗装や18インチタイヤを装備したモデルになっています。
■いよいよか? 日産ノート 今秋一新のため現行型はオーダーストップ!
日産の主軸コンパクトハッチのノートは秋にフルモデルチェンジする予定で、現行型がオーダーストップとなりました。今後はメーカーの工場内の新車置き場と販売店にストックされている在庫車のみの販売となります。
すでに1.2Lガソリン、e-POWERともに購入できるのは特別仕様車のVセレクションに限定されつつあり、選択するボディカラーやオプション、付属品パーツによっては在庫が限られるようになっています。そして、現行型は8月いっぱいでほぼ売りつくす見通しです。
次期型は10月上旬あたりの発売が有力になっています。早めのオーダーストップ措置であることから、9~10月は現行車と新型車の両方を買えない空白の時期ができてしまう懸念があります。
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