レクサスのブランド料が50万円以内なら買いやすくなる
以上のように今のレクサスは、以前に比べるとトヨタブランドと比べた時の価格が高まったが、スピンドルグリルの採用など個性も強めた。
今のレクサスに、乗り心地や走行安定性などが明らかに優れた車種は見つけにくいが、以前に比べるとトヨタブランドとの違いは明確になってきた。
予算に余裕があるなら、UXとC-HR、NXとハリアー、ESとカムリという具合に、レクサス車とベースになったトヨタ車を比べて選ぶ方法もあるだろう。
そして日本車が好きなユーザーが上級車種を選ぶ時、レクサスは購入の候補に入ることが多い。レクサスの対価が50万円以内なら、購入しやすくなるだろう。
またISのように発売から7年も経過したクルマをマイナーチェンジですまさず、フルモデルチェンジを実施して進化させることも大切だ。
プレミアムブランドの場合、時代を先取りする価値こそ大切で、7年後にマイナーチェンジ、12年後にフルモデルチェンジでは、周期が長すぎてブランドイメージも下がる。「進化するならマイナーチェンジでもイイじゃないか」という話ではない。
国内の店舗数も相変わらず増えず約170カ所に留まる。輸入車に対抗して出店は都市部に偏り、1県に1店舗しかない地域も多い。
レクサスも日本のユーザーから見ればトヨタ車だから、どこでも公平に買えることが大切だ。
もう少し日本のユーザーに寄り添えば、メルセデスベンツやBMWとは違う「トヨタのプレミアムブランド」という日本車としての価値を十分に発揮できるだろう。
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