■トヨタ 10月1日にカローラ/カローラツーリングを一部改良
トヨタは10月1日、カローラ/カローラツーリングを一部改良します。今回の改良は、メーカーオプションパーツの変更や増設が中心で、価格は据え置きとなります。
具体的にはG-Xグレードにメーカーオプションで設定していた、スマホの置くだけ充電機能と16インチアルミホイールを廃止します。SグレードのUSBコンセントを従来の1カ所から3カ所に増設します。カローラスポーツの変更はありません。
従来モデルは8月いっぱいでオーダーストップし、改良型は9月から見積書の作成が可能になる見込みです。
■日産の本格的な増販攻勢は今下期から?
日産の本格的な国内新車増販攻勢は2020年度下期(2020年10月~2021年3月)になる見通しです。
今年10月以降は、キックスの供給態勢の改善や新型ノート&エクストレイルの発売、軽自動車ベース電気自動車の投入などによって商品ラインナップが一段と強化される見通しになっているためです。
これによって、今年末以降の新車販売はようやくプラスに転じるものと思われます。
なお、新型ノートの発売は年末、エクストレイルのフルモデルチェンジは来年早々が予想されます。
■ダイハツ、ムーヴの次期型は来春か?
ダイハツのハイトワゴンであるムーヴのフルモデルチェンジが来春に持ち越されそうな状況です。現行モデルの登場が2014年12月で、今年末には6年が経過するため、いつ世代交代してもおかしくないタイミングといえます。
販売店ではムーヴカスタムの特別仕様車「RSハイパーリミテッドSAIII、XリミテッドII SAIII」に絞って販売しています。
これは装備を充実させながらベース車と同じ価格設定のモデルのため、ほとんどこちらだけが売れているためです。こうした売り方になると、フルモデルチェンジが近いのがこれまでのパターンとなっています。
しかし、それでもまだ販売店筋には、世代交代の情報がまったく流れていないのです。
ダイハツはコロナ禍の影響もあり、軽自動車を中心に3~5月に生産ラインが止まったりしたため、新型車の投入スケジュールにも狂いが生じているのかも知れません。
■マツダはマイルドハイブリッド車の設定でトータル燃費を改善
マツダは近い将来、マイルドハイブリッドエンジン搭載車のラインナップを拡充させて、燃費改善をしながら、トータルコストの引き下げに取り組む方針のようです。
マツダはこれまでSKYACTIV-Xやクリーンディーゼルで燃費改善&性能向上に取り組んできましたが、大幅なコストアップによって、価格競争力がダウンし、国内向け車両の販売が頭打ちになっています。
このため比較的低コストで燃費改善を図れるマイルドハイブリッドのラインナップを強化することで、販売増と低コストの両立を目指す方針です。
マイルドハイブリッド車は当面、2Lクラスで対応する見通しで、今秋にも発売する新型コンパクトSUV「MX-30」が第1弾になりそうです。
ただし、SKYACTIV-Xやクリーンディーゼルエンジン搭載車についても引き続き技術の向上を図りながら、コストダウンにも取り組むものと思われます。
コメント
コメントの使い方