■ダイハツvsスズキの軽自動車トップ争いが熾烈に!
ダイハツとスズキによる軽自動車販売のトップ争いが熾烈になってきています。
今年1~8月の軽自動車販売速報によると、ダイハツが33万2486台(前年同期比21.6%減)であるのに対し、スズキは33万1189台(同15.2%減)であり、両社の差はわずか1297台となっているのです。
8月の実績はスズキが4万1443台(前年同月比8.4%増)、ダイハツが3万8413台(同19.4%減)と明暗を分け、スズキがトップを奪還しています。
両社の差はスーパースペースワゴンであるスペーシア対タント、SUVのハスラー+ジムニー対タフト、キャブオーバータイプのエブリイ対アトレーといったライバル競争があり、いずれもスズキ陣営に軍配が上がっています。
このままの勢いで今後も推移すると、年鑑では久し振りにスズキがトップに返り咲く可能性があります。
■ランドクルーザーのフルモデルチェンジは2022年中盤以降に延期か?
トヨタは2021年中盤に予定していたランドクルーザー、ランドクルーザープラドのフルモデルチェンジを2022年中盤以降に延期することを決めたようです。コロナ禍によるパーツ供給の遅れが要因と思われます。
来夏には安全対策強化を中心とした一部改良が実施され、これによって商品力を強化するものと思われます。
■トヨタ ハイブリッドは1.8Lと2Lの両方を共存させる方針
トヨタは1.8Lハイブリッドをプリウスなどに、2LハイブリッドをRAV4などに採用しています。
以前トヨタはその1.8Lハイブリッドと2Lハイブリッドを近い将来、2Lハイブリッドに統合する方向だと示していましたが、この両ハイブリッドユニットは一本化せずに併存することに方針を変更したようです。
低燃費を重視する5ドアハッチバック車などは1.8Lハイブリッド、車重の重いSUVやミニバンは2Lハイブリッドと、クルマの特性に合わせて両ハイブリッドを設定したほうが、今後の商品戦略上優位という考え方があるためです。
■スズキ ソリオが11月にフルモデルチェンジ
スズキは11月にコンパクトスーパースペースワゴンのソリオをフルモデルチェンジする予定です。そのため、現行モデルはオーダーストップしていて、在庫一掃セールに入りました。
すでにグレードやボディカラー、オプションパーツの生産枠に限りが生じていて、好みの仕様を選べないケースもあります。
次期型ソリオの商品内容はまだ明らかにされていませんが、基本的にキープコンセプトの世代交代となり、新しいプラットフォームなどで進化させると思われます。
パワーユニットは、現行モデルから改良した1.2LのマイルドハイブリッドとEV走行可能なフルハイブリッドを搭載します。フルハイブリッド車は駆動方式がこれまで2WDのみでしたが、次期モデルでは4WDも設定される見込みです。
また、10月に入ると先行予約を開始する見通しです。
■マツダ MX-30 10月8日発売
マツダは10月8日新型SUV「MX-30」の販売を開始しました。
2Lマイルドハイブリッド車で、駆動方式は2WDと4WD、トランスミッションは6ATが組み合わされます。
1グレードですが標準車をベースに、ベーシックパッケージ、エクステリアパッケージ、インテリアパッケージ、ユーティリティパッケージ、セーフティパッケージ、360度セーフティパッケージという6つのパッケージで装備を選ぶ方式になっています。
標準車は2WDだと242万~297万9880円で、4WDは23万円高となります。
同時にマツダ創立100周年記念の特別仕様車(315万7000円)を年内の期間限定で発売します。
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