■STI…初登場のインプSTI Sportsを試す!
空力パーツが装着されているスポーティなスタイリングだけど、STIスポーツの売りはサスペンションだとか。
路面ギャップを軽減しつつ安定したコーナリング性能を追求するショックアブソーバーの開発に力を注いだそうだ。
いきなりサーキットで試乗しちゃったんだけど正直、比較する予備知識がなかったからフラットな路面では大きな違いはわからず。
サーキットよりも一般道のほうがサスペンションの収まりのよさを感じられた。
軽微な路面ギャップを吸収して常に安定した乗り心地を実現している。特に電子デバイスで制御しているわけでもなく、ここまでしなやかで乗り心地を実現させたことにSTIの拘りを感じた。
【閑話休題01】BRZ STI Sportsはどう?
ノーマルよりも圧倒的にブレーキ性能がいい! 前後バランスがよくてコーナリングアプローチにおいて四輪が路面に接地している感覚があるから安心してコーナーに飛び込んで行ける。
空力パーツの効果に加え、タイヤ幅が広いのも全体的なスタビリティの高さに貢献している。特に気に入ったのはエキゾースト音。
今秋に発売されたばかりのパフォーマンスチタンマフラーが通常のスポーツマフラーとは一線を画すレーシングサウンドが魅力的だ。
【閑話休題02】WRX STI S209はどうだ?
尖ったチューニングカーのような扱いづらい部分は皆無で、低速域からパワーの出方もフラットで扱いやすい。
2速→3速にシフトアップすると4000回転付近でつながり、過給機の威力で一気にレッドゾーン付近まで跳ね上がる加速感はまさに競技車両!
ルーフのドライカーボン化の効果か、S字セクションではステアリングの切り角に対してリニアに反応してくれる。約1500kgという車重を感じさせないくらいの運動性能だった。
■NISMO…熟成の進んだマーチとノートを味わう
NISMOが持ち込んだのはマーチとノート。熟成期に入ったこの2台はサーキット走行を楽しむユーザーに向けた仕様。
マーチは全体的に反応がリニアで市販車とはまるで別物。
一方、ノートはホイールベースと車重の関係なのかマーチと比較すると総じて安定感があり、躊躇なくアクセルが踏み込める。
2台に共通しているのは一般道とサーキットを両立できるギリギリにところを攻めている点。
NISMOの凄いところは、CPUまでチューニングされた車両やパーツがディーラーで購入できるところ。全国にあるNISMOパフォーマンスセンターで買えるそうだ。
■無限 S660は今回の試乗会No.1の楽しさ
今回、試乗したなかで最も楽しかったのがこのS660。
ノーマルを試乗した時のイメージを完全に超えてきた。この個体にもパフォーマンスダンパーが装備され、動き出した瞬間から高い剛性が体感できた。
全体的にキャパシティが高くサーキット走行においても限界域が高い。
サスペンションのセッティングが車格と重量にマッチしていてコーナーのターンインから立ち上がりまで終始安心感がある。
コックピットで聞こえるエキゾースト音もよくて無意識に周回数を重ねてしまったほど。
初乗りでもクルマとの一体感があり、手足のように操れるところが最高だった。
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