■日産は今年、登録車2位の座を奪還できるか?
日産は2020年の登録車の販売実績で、初めてホンダに2位の座を奪われました。今年は巻き返して、2位の座を奪還する構えですが、ホンダも死守しようと攻勢をかけるはずですから、デッドヒート状態で推移しそうな見通しです。
勝敗のカギを握っているのは、今年中盤までに投入されるニューモデルの行方です。日産は昨年12月に発売した新型ノートに加えて、3月中旬にもプレミアム仕立ての派生モデルを投入する予定で、ノートのラインナップを補強します。
またノートは2月19日に4WD車とオーテックバージョンを追加発売することで、月販計画を1万台規模に増販します。
中盤には新型SUV電気自動車のアリアを発売し、秋にエクストレイルをフルモデルチェンジしますが、販売全体のリード役を果たすのは新型ノートであり、こちらの売れゆき次第で2位奪還の行方が決まりそうです。
■次期型ランドクルーザーの発売は7月か?
全国のトヨタディーラーは今春から現行型ランドクルーザー200のセールスをほとんどしていない、という情報が入ってきました。在庫車販売もしておらず、今後は現行モデルの受注はできない状況にあります。
次期型のランドクルーザー300は4月頃に商品内容を販売店に通達し、車両本体、オプション&付属品の価格を決めて、事前の予約受付をスタートさせる見通しです。
正式な発表や発売は今年夏ごろ、大型連休明けから各販売店に細かい情報が入り出すのでは、と言われています。
■ホンダ、2021年の新型車計画はレジェンド自動運転車 ヴェゼル シビックなど
ホンダは2021年の新型車として、3月にレジェンドの自動運転車を発表し、4月にヴェゼル、8月にシビックハッチバックをそれぞれフルモデルチェンジする計画です。
レジェンドはレベル3の自動運転機能搭載車で、700台限定のリース販売のみとなります。扱うのはメーカー資本のホンダカーズ店が中心になりそうです。
次期型ヴェゼルは4月22日に発表、発売の予定でスケジュール調整をしています。キープコンセプトのモデルチェンジとなり、パワーユニットは1.5L NA、1.5Lターボ、1.5Lハイブリッドを搭載。
ハイブリッドは従来の1モーター方式から2モーター方式&リチウムイオンバッテリーに切り替え、低燃費&高性能の両立を図ります。現行モデルは2月いっぱいでオーダーストップとなる見込みです。次期型は3月下旬から価格を決定して、先行予約の受付をスタートさせるものと思われます。
次期型シビック5ドアハッチバックはキープコンセプトで世代交代します。タイプRは年末近くに次期モデルを投入します。
年内に予定していたステップワゴンのフルモデルチェンジは来春だったようです。したがって今年のホンダにおけるニューモデル戦略は量販が見込めるヴェゼルがリード役を果たし、そのほか2020年終盤にフルモデルチェンジしたN-ONE、ビッグマイナーチェンジしたN-BOXやオデッセイがカバーする形で、販売増を狙います。
■首都圏のトヨタネッツ店がオプションプレゼント実施
首都圏にある一部トヨタネッツ店は3月末までオプションプレゼントキャンペーンを実施しています。
対象の新車を購入のうえ、同時にメンテナンスパスポートに入会すると、11万~21万円分のオプションをプレゼントするというものです。
その金額はヤリスやルーミー、パッソだと11万円、ライズとヤリスクロスは15万円、シエンタやノア3姉妹、アルファード/ヴェルファイア、RAV4は21万円などとなっています。
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