■販売網の広さも強み
そして今は、トヨタのすべての販売店がトヨタの全車を扱っている。以前のカローラは、カローラ店だけが販売したが、今は約4600店舗のトヨタ全店でカローラツーリングを買えるからユーザーも購入しやすい。
ホンダや日産の販売店は2100箇所前後だから、トヨタの販売網は2倍以上だ。レヴォーグを扱うスバルは約460店舗だから、トヨタはその10倍に達する。店舗が豊富で自宅付近で必ず購入できることも、カローラツーリングの大切なメリットで、好調に売られている理由でもある。
このほかカローラツーリングは、フロントマスクやインパネ周辺の作りも、価格のわりに上質だ。家族で使うと後席の足元空間が少し狭めで気になるが、機能や装備と価格のバランスでは、全般的に買い得感が強い。ヤリスのようなコンパクトカー、あるいはシエンタのようなコンパクトミニバンが好みに合わないユーザーにとって、カローラツーリングはちょうどいい割安な選択肢になるワケだ。
つまり、カローラツーリングはワゴンの主力車種であると同時にカローラの販売ナンバーワンモデルだから、トヨタ車が備えるさまざまな特徴もしっかりと受け継いでいる。そのために多くのユーザーの共感を呼んで、売れゆきも好調となっているのだ。
コメント
コメントの使い方