カローラスポーツ、フォレスターなどの最新車で一番安全なクルマはどれだ?衝突試験結果公開!

■高機能前照灯評価の結果が2つに分かれた理由は?

夜間、ヘッドライトを点灯して走行中に対向車などに応じ、すれ違い前照灯(ロービーム)と走行用前照灯(ハイビーム)を自動で切り替える「自動切り替え型前照灯」が装備されていれば1.4点。

対向車が眩惑しないようヘッドライトを部分的に点灯(対向車部分を消灯)させて前方の視界を確保する「自動防眩型前照灯」が装備されていれば満点の5.0点。

ロー/ハイの自動切り替え型は既存のヘッドライトに対向車を認識する光学式カメラと自動切り替え機構を組み込めば完成するが、防眩型はヘッドライトの構造変更が不可欠なため高価。

しかし、その効果でみれば防眩型が圧倒的に高く、街灯のない郊外路ではハイビームでも対向車を避けて点灯し続けることができるため視認性も抜群だ。

■クルマを選ぶ際、予防安全装備のチェックポイントはどこにある?

これまでも私は言い続けているのだが、運転支援技術である衝突被害ブレーキは、その最終段階にあるブレーキ機能だけに着目するのではなく、事前の警報ブザーやディスプレー表示がどれだけわかりやすくドライバーに伝わるのかが肝。

同時に、急ブレーキや急ハンドルなどの回避動作がとりやすい運転姿勢が誰でもとれるかどうかも確認したい。

衝突被害ブレーキは技術進化によって人にも反応し、しかも夜間にまでその作動領域が拡がった。この先も衝突被害ブレーキに求められる性能はどんどん高まる。

例えば併走する自転車への対応や、街灯のない夜間の道路でも作動するか否か。実際、来年度からは街灯なしでの夜間対歩行者に対する衝突被害ブレーキのテストも織り込まれる。

編集部注/テスト結果を見ただけでは「要するにどのクルマが安全なのか」がいまいち分かりづらいが、とりあえず同一テスト車種内で比べた場合は上位にきたクルマ、つまりカローラスポーツやN-VAN、フォレスターやアテンザは比較的安全性が高い、とは言えそうだ。

■トヨタが発表した後付け踏み間違い加速抑制装置を体験してみた!

トヨタの後付け踏み間違い加速抑制装置は販売店装着の純正用品で発売。写真下段が超音波センサー(前・後)、写真右上が車内に取り付ける表示機

最後にトヨタから発売されている後付け踏み間違い加速抑制装置を体験してきたので紹介しよう。

現時点でプリウスとアクアが対象(※)だが、2車だけでその数は230万台を超えるため、潜在的な被害軽減効果は高い。過去に三菱ふそうの大型観光バス「エアロクィーン/エアロエース」において衝突被害ブレーキのレトロフィットを実施したが、乗用車メーカーでここまで大規模な実施例はない。

※対象はプリウス/2009年5月18日〜2015年12月8日販売モデル。アクア/2011年12月26日〜2018年4月2日販売モデル

踏み間違い加速抑制装置があれば、万が一間違えてアクセルペダルを強く踏んでしまっても加速が抑制される。

さっそく、その後付けプリウスに試乗した。センサーは前2/後2の合計4つの超音波センサー(検知距離約3m)で前や後に障害物があった場合には、まず断続的な警報ブザー(コーナーセンサーでの検知時のような音)で注意喚起。

そのままアクセルを踏み込むと警報ブザーは連続音に変わり、同時に表示装置(システムの電源も兼ねる)には大きく「アクセルを離してください」と表示される。

バック時に障害物がない場合でも5㎞/h以上になると加速力が弱まり(上限20㎞/h)、同じく「アクセル離してください」と表示される。価格は工賃含めて約8万円(本体5万5080円)となる。

なお、ダイハツからも同様の機能が「つくつく防止」として2007年12月発売のタント向けに発売された。

ダイハツは2007年12月発売の2代目タント用の後付けペダル踏み間違い加速抑制装置『つくつく防止』を発売。価格は3万4560円(標準取り付け費込み5万9508円)。今後対応車種は拡大される予定

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