【無交換でも大丈夫?? そんなわけあるか!!】冬のカートラブル最頻発 バッテリーメンテに要注意!!


■メンテナンスフリーバッテリーなら交換不要?

国産車用のACデルコ製メンテナンスフリーバッテリー。価格は1万円前後〜

補水不要のバッテリーはメンテナンスフリーと有利だが反面、補水ができないことで確実に寿命は来るので、どちらが良いとは一概には決められない。

定期的に交換するなら補水不要のメンテナンスフリーバッテリーのほうが手間が掛からない分、日常的にバッテリー上がりの不安から解消されるのでオススメだ。

補水不要のバッテリーでも化学反応で水素ガスは発生するが、上部のカバー部分に外部の空気と触れて水蒸気に還元するためのスペースがあり、結露して水になって再びバッテリーセルに還元されるため、バッテリー液の減りが少ないのだ。

また同じく補水不要なバッテリーには、バッテリー液を特殊なマットに含侵させたり、ゲル化しているドライタイプもある。

ちなみに前述のキャンピングカー用のサブバッテリーは、完全に放電してしまってから充電を繰り返してもダメージの少ないディープサイクルという特性になっている。

このタイプのバッテリーを車載用に用いることもできるが、同じ能力なら割高なので、どちらを選ぶかは一長一短といったところ。

競技用のバッテリーとして近年はリチウムイオンバッテリーを使った超小型軽量の車載バッテリーもある。こちらを通常の車載用として使うこともできるが、当然のことながら鉛酸バッテリーの数倍という価格になってしまうため、公道で使用するのは費用対効果としてはあまり高くないのが現実というところだ。

■バッテリーを長持ちさせるコツ、メンテナンスについて

バッテリーは同じサイズなら容量の大きいモノの方が、始動性能などにも余裕があり、結果として長持ちすることが多い。少しの差額で容量アップできるなら、交換時にはワンランク容量の大きなモノを選ぶのもいい。

バッテリーの上面に各セルのプラグ(栓)がネジ込まれているバッテリーは、新品を使用する時にそこからバッテリー液を注いで充電し使用するタイプ(最近は注入&充電済みのモノがほとんどだが)で、使用していくうちにバッテリーの化学反応でバッテリー液(希硫酸)の水分が分解され、水素ガスとなって放出されて減っていく。

そのためバッテリーのケースは半透明になっていて、バッテリー液の液面がどこまであるか分かるようになっている。一定のレベルに入っているように保つのと、充電量が十分かバッテリー液の比重から確認するのが通常のメンテナンスだ。

最近はバッテリーの上面に液量と充電量が十分か確認できるインジケーターを備えているバッテリーも多い。補水不要タイプなら、これを見るだけでバッテリーの寿命が判断できる。

パナソニックのメンテナンスフリーバッテリー、カオスのインジケーター

補水タイプのバッテリーは、補水するとバッテリー液の濃度は下がって充電量も低下する。そのため、バッテリー液のレベルをチェックして補水したら、バッテリー充電器で補充電してやる。

豪華なカーオーディオを利用していたり、アイドリングで冷房をガンガン使うようなユーザーは、バッテリーを時々補充電してやったほうが、バッテリーが長持ちする。

走行中は電装品の使用に応じて発電するので、足りない場合でも、負荷の少ない状態で走らせても充電できる量は限られるし、そのために走り回るのはガソリンの無駄遣いになるからだ。

バッテリーは、鉛板と希硫酸のバッテリー液による反応を繰り返すと、鉛板の表面に硫酸鉛が結晶化するサルフェーションという現象が起こる。これが増えてくると鉛板の表面を覆うようになって、バッテリー液と鉛板が直接触れる面積が狭くなっていくと、充電量が不足して、ますますサルフェーションが進んでいくことになってしまうのだ。

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