愛犬とドライブを楽しむためのクルマ酔い対策

愛犬とドライブを楽しむためのクルマ酔い対策

 最近子犬を飼い始めたのですが、ウチの犬がクルマ酔いをして困っています。

 時には吐くこともあります。後席に座らせているのがいけないんでしょうか?

 これから愛犬と一緒にドライブも楽しみたいと思うので、クルマ酔いしないために何かいい方法はないでしょうか?

 また、「犬用酔い止め薬」というのはないのでしょうか?


 愛犬がクルマ酔いをして、困っている飼い主さんは多いと思います。

 そこで、その原因と対策を首都圏に複数の病院があり、乗り物酔いにも詳しいプリモ動物病院さんに聞き、以下にまとめてみました。

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 犬は人間に比べて平衡感覚が優れているぶん、クルマが走っている最中、体が安定していないと酔いやすくなります。

 車内では犬用チャイルドシートを使って安定させるのがベストです。

犬とラゲッジ のコピー
※コチラは悪い例。走行時は安定させることが大切!  

 また人間同様、小さいうちから乗り物に慣れることが大切で、例えば次のような慣れさせる方法を実践してみましょう。


  • ●犬を停車中のクルマに乗せ、車内で歩き回らせたりして約10分後にクルマから出す。これを1日2回、3〜4週間継続する。 犬がクルマは危険でないと認識し、自ら乗るようになれば第1ステップは完了です。
  • ●次のステップは短時間のドライブに連れていき、ドライブの距離を除々に長くする。この時、犬がアクビを頻繁にしたり〝よだれ〟が出たら、酔い始めの兆候なのですぐにクルマを止め、10分ほど遊び、 犬がリラックスしたら再びクルマを走らせるようにすることが大切です。

 クルマに慣れさせる方法は、以上のようなステップを踏むことがおすすめですが、犬のクルマ酔いに効果があるといわれているのがジンジャー(生姜)

 ジンゲロール(生姜の辛味成分)には吐き気を軽減する効果があり、古くから人間にも有効といわれています。熱乾性ハーブのジンジャーを車内に置くなどもいいかもしれません。

 さらに、ペパーミントも効果があるとされます。湿らせたティッシュにペパーミントの液を2〜3滴たらし、ビニール袋に入れておく。

 愛犬にクルマ酔いの兆候が現われたら袋の中を嗅がせるのもひとつの方法です。

 これらでも効果がなかったら、動物病院に相談して犬用酔い止め薬をもらい、愛犬に飲ませてみましょう。

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 以上、プリモ動物病院さんからのアドバイスでした。

 犬にとっては散歩や出かけるのが気持ちいい秋冬の季節、クルマ酔いさせることなく一緒に快適にドライブを楽しみたいですね!

【クルマ酔い対策のポイント】

  • ■クルマに慣れさせる(子犬の頃からクルマに慣れさせる)
  • ■車内臭に注意する(動物は芳香剤やタバコの臭いには敏感)
  • ■犬が酔いやすくなるので、出発前には食事を多く与えない(水は飲ませてもOK)
  • ■犬に「クルマに乗る=楽しい」と覚え込ませる
  • ■生姜やペパーミントの香りは効果的といわれている
  • ■そして……、飼い主のドライビングテクニックが大切(急発進、急ブレーキなどはやめる)

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