■電池での両社協業が現実的か?
では、日産とホンダの協業はないかとなれば、そうでもなかったりする。間もなくホンダが出す「N-VANe:」という電気軽バンは日産が資本を持つ「AESC」というメーカーの電池を採用している。サクラの電池もタイプ違いのAESCだ。同じメーカーから違う電池を買っている。これをまとめたらどうか?
電池は生産規模でコストが決まってくる。日産にとってもホンダにとってもありがたい。加えてCANや社内要件が関係しないeアクスルや、電動化部品などは共用化できる。
可能性としては、ここを起点にさらなる協業が進むかもしれない。というのも日産、現在自社開発の軽自動車を三菱自動車で生産している。次期型で開発だけでなく生産も日産にしようとしているようだ。
ホンダと同じ電池を使うことでコストダウンできるし、社内要件やCNAだって関係なし。うまく行けば国内にかぎらず、世界規模で電池を共用できることだろう。
電池は電気自動車の基本、そしてコストダウンしようとしたら規模。電池に関する協業は大いに可能性あると考える。というか、日産もホンダも生き残りを戦略のため、電池をはじめとした電動化部品の共用化は積極的に進めるべきだと思う。
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