メルセデスを代表する中核モデルのEクラスは、全世界で1200万台以上、日本でも22万台を販売している人気モデルで、プレミアムセダン/ワゴンのベンチマークでもある。2013年5月、そのメルセデスベンツ 4代目Eクラスが刷新された。日本導入の様子をプレイバックする。(本稿は「ベストカー」2013年6月26日号に掲載した記事の再録版となります)
文:編集部
■エクステリアデザインとボディサイズ
今回の刷新は位置づけとしてはビッグマイナーチェンジなのだが、デザイン・安全性・ドライビング性能を大幅に進化させ、従来モデルに対して2000カ所以上、つまりフルモデルチェンジに匹敵するほどの改良が施されている。
新しいエクステリアデザインの最大の特徴はLEDハイパフォーマンスヘッドライトの採用で、Eクラスのアイデンティティともいえる4灯のヘッドライトを彷彿とさせるデザイン処理がされていてカッコいい。
そして中央に大型のスリーポインテッドスターを配し、SLS風のフロントマスクに仕上げることでスポーティ感を演出。
リアではLEDのリアコンビが躍動感を好演出。
ボディサイズはセダンが全長4880×全幅1855×全高1455mm、ワゴンが全長4910×全幅1855×全高1515mmと堂々たるサイズ。日本車でいえば、レクサスGSとほぼ同サイズ。
■インテリア
シートのレザーやスイッチ類、インテリアトリムなどに使われているシャドーシルバーなどなど、素材へのこだわりはハンパなく、その上質感は非常に満足感が高い。
■パワートレイン
新型Eクラスの目玉は、世界初の成層燃焼リーンバーンとターボ、排ガス循環装置を組み合わせた新開発の2L、直4ターボで、211ps/35.7kgmと環境適合エンジンながらかなりのハイスペック。セダン、ワゴンともに搭載され、JC08モード燃費は15.5km/L!
エコカー減税により自動車税、自動車取得税が免税となる。
そして3,5L、V6+モーターのハイブリッドを追加(Eクラスワゴンの人気から考えるとセダンのみというのはちょっと残念)。これはメルセデスの第2世代ハイブリッドで、燃費性能も大きく向上している。
さらに、パワー/トルクが大幅アップしている3.5L、V6、クリーンディーゼルもラインアップ。ダウンサイジングターボ、ハイブリッド、ディーゼルとフルラインナップしている。
しかし、驚くのはまだ早い。モンスターエンジンも健在で、4.7L、V8ツインターボ、5.5L、V8ツインターボもあり、合計6種類エンジン(スペックは8種類)をラインアップするから恐れ入る。
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