スクランブル交差点を自転車で走ったら5万円以下の罰金赤切符! 「自転車は車のなかま」4つの違反取り締まりを強化した理由と矛盾点

■ヘルメット着用が任意の電動キックボードはやっぱり理解しがたい

警察庁が公開している自転車利用五則では自転車のヘルメット着用が織り込まれていて、自転車乗用中の乗車用ヘルメット非着用時の死傷者に占める致死率は着用時に比べて3倍も高くなっており、頭部損傷が重大な事故につながりやすいことが確認されているのにもかかわらず、なぜナンバー付きの電動キックボードのヘルメット着用が任意なのか
警察庁が公開している自転車利用五則では自転車のヘルメット着用が織り込まれていて、自転車乗用中の乗車用ヘルメット非着用時の死傷者に占める致死率は着用時に比べて3倍も高くなっており、頭部損傷が重大な事故につながりやすいことが確認されているのにもかかわらず、なぜナンバー付きの電動キックボードのヘルメット着用が任意なのか

 現在、電動キックボードは2種に大別されている。個人などが所有するものは原動機付き自転車となるので、ヘルメットの着用が必要であるとともに、原付スクーターと同じ法律で運用する必要がある。

 一方で特例電動キックボードと言われるものは、小型特殊自動車扱いとなり、ヘルメットは任意(着用を推奨)となっている。特例電動キックボードは首都圏などで実証実験が行われているものなので、今後法規が変更になる可能性は十分に考えられる。

 さて、ヘルメットは何のために装着するのだろう? 安全を確保するために装着するに決まっている。では、小型特殊自動車扱いの特例電動キックボードは安全性が高いのだろうか?

 特例電動キックボードは最高速度が15km/hに制限されているので、自損事故という面では安全性は高いかもしれない(それも疑問だ)が、相手がいる事故となると制限速度はあまり関係ないだろう。実証実験だからヘルメットを装着しなくてもいい……というのはまるで人体実験をしているようで気味が悪い。

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