ドラレコはあおり運転対応の2カメラが当たり前!! 2万円台の高コスパ ドラレコ3選

■ドラレコも取り付け費用を含んで選ぶべし

予算は取り付け費用も込みで考える必要がある(studiopure@AdobeStock)
予算は取り付け費用も込みで考える必要がある(studiopure@AdobeStock)

 スペックだけでなく、カーナビ同様、ドラレコ購入時は取り付け費用をしっかり考慮しておく必要がある。

 当たり前のことに感じるかもしれないが、冒頭に述べたように「命にかかわる」のであれば、やはり「取り付けはプロに任せる」が正しいと思っている。

 よほど腕に自信があるのであれば、そこは自己責任で任せるが、実際クルマ好きでとにかく手先が器用な筆者の知り合いが去年、自分で取り付けたドラレコを見て愕然としたことがある。

 配線関係は完璧だし、駐車時監視ユニットの電源の取り方もきちんとできている。しかし、肝心のカメラの取り付け位置がルームミラーの下になっていたのだ。

 クーペ形状で上下のウインドウ面積が狭いからこの位置にした、ということだが、そもそも「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」他の道路運送車両法にガッツリ違反しているではないか!

 本人にその事を伝えたら正直「おまえが自分でできないからだろっ!」と怒ってしまったが、こんなことにならないためにも車種や要望をしっかり聞いてくれてオススメの商品をセレクト、そしてきちんと取り付けてくれる販売店を含めたプロに任せるべきである。

 余談だが、同じベストカーWebに同業者の萩原文博さんが「50万円の中古MINIにカーナビとドラレコを装着するガチな注意点」という記事を書いている。(リンク先)

 ここでも筆者が「VREC-DH300D」を薦めているのだが、萩原さんの場合も本体が2万5000円前後、取り付けに関しては輸入車ということもあり、3万円の工賃が発生している(但し、オプションの駐車監視ユニットRD-DR001(6600円)込み)。

 駐車監視ユニットは昨今の盗難事情を考慮するとオススメしたい機能だが、ユニットが別売りだったり、工賃にプラスαがかかってしまうこともある。

 言いたいことは「意外とドラレコを取り付けるのには予算がかかる」ということ。だからこそ、今後も長く使えるスペックを持ちながらバランスの取れた価格を考えると「ドラレコ本体の価格は実勢価格で2万5000円以下!」、これを伝えたいのである。

■今、買って損しないオススメの3モデル

◆価格を抑えた高コスパモデル。売れる理由がよくわかる

カロッツェリア VREC-DH300D(実勢市場価格:2万2000円前後)
カロッツェリア VREC-DH300D(実勢市場価格:2万2000円前後)

カロッツェリア VREC-DH300D
オープン価格(実勢市場価格:2万2000円前後)

 今回の企画のコアとなった商品。画質、機能ともとにかく高バランスでまとめあげた点が魅力。量販店でも「失礼ながら数年前では考えられなかった位、パイオニアのドラレコのレベルは上がっている」と言わしめた程。

 370万画素のフロントカメラや夜間にも強い「ナイトサイト」、同様に昨今のトレンドのひとつでもあるSONY製のCMOSセンサー「STARVIS(スタービス)」の搭載などドラレコの「体幹」を鍛え上げた商品。

 逆に簡易ADAS機能やWi-Fi連携などを非搭載とすることで実勢価格を下げた割り切りの部分も高く評価できる。

◆超広角レンズ採用という一芸に秀でた高コスパモデル

コムテック ZDR035(実勢市場価格:2万2000円前後)
コムテック ZDR035(実勢市場価格:2万2000円前後)

コムテック ZDR035
オープン価格(実勢市場価格:2万2000円前後)

 VREC-DH300Dと共によく売れているのがこちらの商品。大きな特徴としては前後とも対角で168°という超広角レンズを搭載しており、死角を極力少なくしている点だ。

 画素数は前後とも200万画素だが、昨今の「あおり運転」事情から考えると今後は前後とも同じ画素数で高画質なものが好ましい。その点ではバランスは取れている。もちろん、STARVISも搭載しているし、長時間の駐車監視機能にもオプションで対応できる。

◆高い基本性能をキープしつつ音声認識機能を搭載

ケンウッド DRV-MR760(実勢市場価格:2万1000円前後)
ケンウッド DRV-MR760(実勢市場価格:2万1000円前後)

ケンウッド DRV-MR760(実勢市場価格:2万1000円前後)

 ドラレコの世界でも高いシェアを確保しているケンウッド。最新モデルにはミラー型やAIを活用した先進モデルもラインナップするが、オススメする「DRV-MR760」は基本性能の高さに一芸をプラスして価格を抑えている点が魅力だ。

 前後カメラはフルHDで207万画素。レンズもF1.8と明るいレンズを採用している。また緊急時に手動で録画したい際のボタンを本体下部に設置しているが、これが使いやすい。

 ユニークなのはこれらも含めて音声コマンドで操作ができる点。前述した手動録画も「録画開始」と言えば動作するなど使い勝手も良い。

 また意外と喜ばれそうなのが無償でダウンロードできる専用ビューアーソフト「KENWOOD ROUTE WATCHER II」がWindowsだけでなく、Macにも対応している点だ。

 多くのドラレコは動画自体はMP4ファイルなどでMacでも見られるのだが、自車位置や走行時の速度など各種走行情報を一覧できる点はやはり魅力と言えるだろう。

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