■プジョー 208(価格:202万7000~259万7000円)…現行モデルもファイナルへ。買うなら「今でしょ!」
2012年に発売された現行型も、いよいよファイナルへ。現在は昨年5月に発売の特別仕様車のみ販売中。途中で何度かパワートレーンに変更があり、最終的に1.2L、3気筒ターボ×6速ATにいきついた。(岡本)
◎特にいい点…大開口のパノラミックグラスルーフ(オプション)による開放感は格別。ひきしまったなかにも「猫足」的なしなやかさを感じさせるフットワークは絶妙な味付け。力強くスムーズなエンジンも美味。
×残念な点…らしくない没個性的デザイン。ヘッドアップを意図した独自の「i-Cock pit」はいい面もあるが違和感も覚える。ADAS系の機能もあまり充実していない。
●DATA…全長×全幅×全高:3975×1740×1470mm/エンジン:1.2L NA、1.2Lターボ
■ルノー ルーテシア(価格:207万8000~340万2000円)…スタイリッシュでコスパ高い仏車の雄
現行型は2013年、日本発売。日産と共同開発したBプラットフォームをベースとし、エンジンは1.2L、4気筒をメインに一部に0.9L、3気筒や1.6L、4気筒を搭載。欧州ではすでに次期型が発売されている。(岡本)
◎特にいい点…ルノーのデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」による個性的なデザイン。カラードダッシュボードを備えたインテリアも独特。乗り心地とハンドリングを両立した足回りの仕上がりも申しぶんない。
×残念な点…欠点らしい欠点はない。ただ、0.9L×MT車がシフトフィールもエンジンフィールも大味で、せっかくのMTへの期待に応えていない。ここは残念。
●DATA…全長×全幅×全高:4095×1750×1445mm/エンジン:1.2Lターボ、1.6Lターボほか
■スマート forfour(価格:290万~324万円)…問答無用の0.9L、直3ターボのRRレイアウト
ルノーと共同開発したコンパクトカー。0.9L、直3ターボをリアに搭載するRRレイアウトを採用する。エンジンの上にトランクが用意されるため、フル乗車でも荷物もある程度は入れられる。(塩見)
◎特にいい点…コンパクトカーでも1700mm近い全幅のクルマが多いなか、このクルマは全幅1665mmとスリム。加えて前にエンジンがないのでステアリングがよく切れ小回りがきく。都市部での取り回しが最高。
×残念な点…衝突被害軽減ブレーキが備わらないのは辛い。仕様はほとんど変わらないが、ブランド代がのっかってルノー版のトゥインゴよりも、こちらは割高だ。
●DATA…全長×全幅×全高:3550×1665×1545mm/エンジン:0.9Lターボ
■フィアット 500(価格:200万~276万円)…これが車庫にあるカーライフ、素敵すぎる
2008年の日本導入以来、細かいアップデートと頻繁な特別仕様車追加によって魅力を保ち続けるイタリアンコンパクト。2気筒ターボエンジンが特徴。(塩見)
◎特にいい点…デザインが色褪せない。2008年以来販売台数がほぼ落ち込んでいない。消費税10%時代に輸入新車を200万円で買える幸せ。いつの間にかアイドリングストップも付いてた
×残念な点…設計が古いため、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、センサー類を用いる必要がある各種先進安全装備がまったく備わらない。
●DATA…全長×全幅×全高:3570×1625×1515mm/エンジン:0.9Lターボ、1.2L NA
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