■純正エアロなのにド派手なクルマ
(TEXT/永田恵一)
3位は80スープラのフェラーリF40のように大きなリアスポイラー。インパクトに加え、「高さがあるぶんルームミラーを避けるので後方視界は確保される」というのもトヨタらしい気配りだった。
2位はR33GT-Rのリアスポイラー。これは大きさに加えて車載工具で走行シーンに応じて角度調整ができることが画期的で、角度を立てるとルームミラーから見えるのもちょっとカッコよかった。
1位はランエボIIIだ。大きなリアスポイラーに加え、前後バンパー、サイドステップともに張り出しが大きく、当時は「純正エアロもここまで来たか」とクルマ好きを喜ばせた。
■割り切りのよさに驚かされるクルマ
(TEXT/永田恵一)
3位はS660。「2人乗ったら身の回りのモノしか置けない“走るだけ”」というバイクのような軽自動車というのは実にホンダらしい。
2位は3代目フィットハイブリッドの標準グレード。同グレードはカタログ燃費ナンバー1のためシートアレンジの簡略化、燃料タンクの小型化、お高いアルミボンネットまで使った軽量化を実施。ユーザーメリットに疑問はあるが、ホンダの意地は凄い。
1位としたN-VANは、軽1BOXカー的ながら運転席以外は簡素なので短距離以外は実質ひとり乗りというのが潔い。この項目でホンダ車が独占したのは今も残る社風の象徴なのかも。
■すんごいボディカラーを用意していたクルマ
(TEXT/永田恵一)
3位は3代目レガシィ初期にあったマスタードマイカというカラー。ゴールドに近いこれをカタログに載せた勇気は称賛モノだった。しかし、さすがに短命に終わった。
2位は現行クラウンのジャパンカラーセレクションパッケージ。クラウンで濃いパープルやオレンジ、空色などが選べるのに加え、設定されるだけに一定数が売れているということに驚く。
1位はプジョー208と308のGTiにあった赤黒、青黒の前後方向のツートンカラー。ショップのデモカーやレーシングカーでもなかなかないカラーを市販するフランス人のセンスには脱帽する。
■すんごいインテリアカラーを用意していたクルマ
(TEXT/永田恵一)
3位は現行レジェンド。インテリアカラー自体に強いインパクトはないが、昨年は407台しか売れなかったにもかかわらずインテリアカラーが4色ある点は評価できる。
2位はボディカラーに続きクラウンのジャパンカラーセレクションパッケージ。このなかには部分的にレッドを使うものに加え、淡いパープルを使うものもあるのが凄い。
1位としたレクサスLCはグレードによっても異なるが、ブラックに加えオーカー、ダークローズ、ブリージーブルーという派手なものを含めた合計4色が揃う。LCだから思い切れた部分もあるにせよ、こういった挑戦は有意義な蓄積になると思う。
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