■トヨタがeモータースポーツのためのスタジオを設立
こういった活動が自動車メーカーも動かした。
トヨタは『e-Motorsports Studio supported by TGR』というPlayStation4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』に対応したレーシングシミュレーターを配備。
国内外トップクラスのレーシングドライバーがオンラインレースやオンラインレッスンを配信できるスタジオをオープンした。
このプロジェクトは昨年のスーパーGT500クラスチャンピオンの大嶋和也選手が、仲間のレーシングドライバーやプロゲーマー達とオンラインレース中、突然トヨタ自動車のモリゾウ社長が観戦に訪れるというハプニング(?)から始まったのだという。
このスタジオはプロドライバーやプロゲーマーに無料貸出しているが、観客が集まることで3密にならぬよう所在地は一般に明かされていない。
小林可夢偉選手はTwitter上で「トヨタのドライバーだけじゃ無くNissanドライバーホンダドライバーも一緒にやりませんか?」とみんなでオンラインレースを通じ、モータースポーツを盛り上げて行くことを呼びかけている。
5月24日には、スバルととトヨタGAZOOレーシングは、オンラインイベント「e-Nürburgring Race」を共催し、その動画を配信した。
■eモータースポーツに便利なアイテム
現在eモータースポーツの主要タイトルといえばプレイステーション4の『グランツーリスモSPORT』が有名だが、オンライン専用ゲームとなっていて世界中のプレイヤーといつでもレースを楽しむことができる。
レーシングカートから4輪レースへとステップアップしていく王道レーシングドライバーは多いが、新しい流れとして「SIMレーサー」の登場がある。
SIMレーサーとは、レースゲームやシミュレーターなどのバーチャルなレース出身のレーシングドライバーのことだ。
せっかくのSTAY HOME期間、あなたも在宅でSIMレーサーデビューしてみては?
そんなあなたにおすすめの商品を紹介しよう。本格的モータースポーツパーツを開発販売している「LAILE(レイル)」からe-motorsports向けのパーツだ。
その名も「つるペダ」。
これは筆者が自宅でグランツーリスモのレースを楽しんでいるとき、室内なのでレーシングシューズではなく裸足でプレイしていたところ足の裏が痛くなってしまった。
よく見ると実車のペダル同様すべりにくくする為の段差があるからだと理解したが、別に室内専用で使う訳だし靴下や裸足専用のペダルがあってもいいんじゃない? という話にLAILEの松本社長が興味を持ちそれを製品化したもの。
微妙なペダルワークを実現するためレーシングシューズは薄く裸足に近づけるのが理想だと言われるが、裸足や靴下でプレイできる「つるペダ」はある意味究極のペダルといえる。
これならミリ単位のペダルワークが可能でライバルに差をつけることができる。実際私もこのペダルを愛用しているがもう元のペダルには戻れない。
もちろん実車のレーシングペダルと全く同様のクオリティーで制作されているだけに高級感も段違い。アルマイトによるカラーバリエーションも3色から選べてプレイシートに座るだけでもテンションが上がること間違いなしだ。
現在はスラストマスター、ロジクールなど主要ハンドルコントローラー数種に対応している。
森吉雄一/元全日本ジムカーナドライバー。引退後はドラテクだけでなく、車両の分析力・セットアップ能力を買われ、チューニングショップやパーツメーカーのデモカー開発やタイムアタッカーとしても活躍。
現在はドライビングアンチエイジングの一環としてe-motorsportsに挑戦。「50歳を超えてもまだまだ戦えることを証明したい!」
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