埼玉県のROKKEYで販売されているスバルアセント
そんなスバルアセントの直輸入車を取り扱っている販売店のひとつが埼玉県さいたま市の老舗、『インポートカーディーラー ROKKEY』。
同社では今、並行輸入新車の2020年式スバルアセント数台が売りに出されていて、カナダ仕様の最上級グレードである「Premiuer(プレミア)」の車両価格が628万円(税込み)で、同じくカナダ仕様の上から2番目のグレードである「Limited(リミテッド)」の車両価格が588万円(税込み)。
当然ながらクルマというのは車両本体価格だけでは買えないもので、そのほかにかかる諸費用も含めた総額が「乗り出し価格」となるわけだが、ROKKEYに問い合わせたところによれば、「Premierの乗り出し価格が670万円前後で、Limtedは620万円前後」とのこと。
これには、北米仕様のクルマを日本の公道で走れるようにするための各種手直し費用なども含まれているため、とにかくこの総額さえ用意できるなら明日からでもサクッと、スバルアセントに日本で乗ることできるのだ(実際は登録に時間がかかるため、“明日からでも”というのは言葉のアヤだが)。
気になるのは「ところで日本のスバルディーラーで点検や整備をしてくれるのか?」ということだが、それについてはROKKEYいわく、
「拠点次第で、受け付けてくれるところと、そうでないところがあるはず。どこも受け付けてくれないということはないと思うが、仮にそうだったとしても、弊社(ROKKEY)で部品の手配も整備もすべて行えるため、どうかご安心いただきたい」とのことだった。
現状、3列目に大人がまともに座れる3列シートSUVで、それと同時に大人の審美眼に耐えるモデルといえばマツダのCX-8ぐらいしかないわけだが、この「逆輸入のスバル アセント」は、そういったSUVを求めている人にとっての有力な“アナザーチョイス”となるだろう。ぜひご注目いただきたい。
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209台北米限定のSTIコンプリートカー、S209はいくら?
もう一方のスバル STI S209は、2019年11月、北米市場のみで209台が限定販売されたSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)のコンプリートカー。
スバルWRX STIをベースにSTIがエンジンや足回りを専用開発し、内外装にも専用装備を追加。
米国向けのSTIチューンドモデルとしてはWRX STIタイプRAとBRZ tSに次ぐ第3弾であり、STIコンプリートカーの最高峰「Sシリーズ」としては米国向けの初作品だった。価格はWRX STI標準仕様に比べて約300万円高い6万3995ドル(約693万円)。
搭載されるエンジンはHKS製のターボチャージャーを備えたEJ25型2.5L水平対向4ターボ。高効率なエアインテークシステムや専用開発の大径ターボチャージャー、大口径テールパイプを備えた専用設計低背圧マフラー、専用のECUなどにより、歴代STIモデルトップの345.7ps、最大トルクが45.6kgmを発生。
さらにインタークーラーウオータースプレーを装備することで熱による性能低下を抑制しながら、専用設計の鍛造ピストンや鍛造コンロッドにより、量産エンジンとしての信頼性も確保されている。
足回りには、歴代STIモデルで最大幅となるダンロップ製265/35R19ハイグリップタイヤを履いたBBS製19インチ鍛造ホイールや専用開発のビルシュタイン製ダンパー、専用コイルスプリング、強化ブッシュを採用。
さらにストラットタワーバーやドロースティフナーといったSTI独自のフレキシブルパーツに加え、軽量かつ車体剛性を高めるカーボンルーフも装着。
そのほかオーバーフェンダーを持つ専用ワイドボディには、フロントアンダースポイラーやフロントバンパーサイドカナード、ドライカーボン製大型リアウイングなど、ダウンフォースを高めるさまざまなエアロパーツが装着されている。
で、こちらのコンプリートカーはそもそも北米専売車で、さらには209台限定であり、しかもそのうち9台は、北米スバルが「We keep 9 units(うち9台はお売りせず、弊社でキープします)」と公言していたそうなので、実質的には全世界で200台しか販売されていない。
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