“原点”たるスバル360に続くのは? 62年目スバルの殿堂入りモデル20車を決める

■360は文句なしのレジェンド!!(国沢光宏が選ぶ10台)

 スバルといえば360なしに歴史を語ることなどできまい。どの基準を持ってしても素晴らしいレジェンドだと思う。60年前によくぞこんな凄いクルマを作ったもんだと感心しきり。いまだにたくさんの元気な個体が残っているのだから驚く。

 悩むのが360の次であります。現代のスバルを作り出したという点で初代レガシィでしょうね。もちろんそれ以降の3モデルも推奨したい。なぜか? 初代、2代目と3代目、4代目を並べることでスバルの進化の流れがよ~くわかるからだ。違う流れの頂点にあるが、WRCで圧倒的な強さを誇ったGDBを入れておきたい。ランエボVIと並びヨーロッパにおける日本車の存在感を決定づけた。私の推奨ワクとして最後のサンバーを入れたい。スバルの歴史に残る名車です。

1位…スバル360
2位…初代レガシィ
3位…2代目インプSTI
4位…4代目レガシィ
5位…初代インプSTi
6位…2代目レガシィ
7位…ff-1
8位…最終型サンバー
9位…アルシオーネSVX
10位…3代目レガシィ

■360 レガシィ WRX系の系譜(岡本幸一郎が選ぶ10台)

「1000」~「ff-1」も入れてよかった気もするが、レガシィが出る前のスバル車って、申し訳ないけど「360」以外あまり印象に残ってない。で、単純に考えるとWRX系とレガシィのみで埋め尽くされそうなところを厳選した結果がこんな感じ。

 レガシィは記録面でも偉業を成し遂げた初代もアリだが、サイズ的にもちょうどよかった最後のモデルでもあり、スバル車として初めてCOTYを受賞した4代目のほうが記憶に残りそうな気がしている。

 WRX系はどれも存在感があるなかで、やっぱり実力とインパクトの大きさでは初代にはかなわない。宿命のライバルであるランサーエボリューションとの対比も懐かしい。

 数は売れなかったけどSVXはアリ。かたやBRZはいまのところナシかなと……。

1位…スバル360
2位…4代目レガシィ
3位…初代インプWRX
4位…インプレッサ22B
5位…アルシオーネSVX
6位…初代レガシィ
7位…2代目インプWRX
8位…初代フォレスター
9位…2代目XV
10位…3代目WRX STI

*   *   *

■まとめ

 やはりというか、当然の結果として「満場一致」全員1位でスバル360が堂々の殿堂入りトップの座に就いた。歴代スバル車を語るうえで、360の存在はあまりにも偉大で、絶対にこのクルマなくしてスバルを語ることはできないことは言うまでもない。スバルは車名数がトヨタや日産、ホンダなどと比べて少ないため、どうしても「●代目××××」という表現が多くなる。しかし、レオーネ、アルシオーネなどの懐かしい名称を聞くと、独創的なメカを盛り込んだスバル車らしいクルマたちを思い出して、懐かしく思われた読者も多いことだろう。1990年代以降はレガシィ、インプレッサの2モデルがやはり印象的だったが、初代レガシィが果たした功績は偉大だった。

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【画像ギャラリー】360はやはり原点にして絶対!!! ならば以下に続くクルマたちは? スバル“殿堂入り”20車をギャラリーでチェック!!!

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