レバー式や足踏み式は今後消滅!? 電動パーキングブレーキのメリットとデメリット

まとめ

 今後クルマはACCに代表される運転支援システムの装着率がさらに向上し、それに伴いAT車の率も増加するのを考えると、電動パーキングブレーキはますます普及するだろう。

 だがMT車やスポーツ系のクルマでのレバー式のパーキングブレーキのメリットは捨てがたい。この種のクルマにはレバー式のパーキングブレーキのほうが向いているように思う。

GRヤリスで唯一、1.5L+CVTのRSに電動パーキングブレーキが標準装備される。競技で使えるクルマだけに少々疑問符
GRヤリスで唯一、1.5L+CVTのRSに電動パーキングブレーキが標準装備される。競技で使えるクルマだけに少々疑問符

 それだけに全日本ラリーで1.5L以下のAT車が走れるJN6クラスへの参戦も想定されるGRヤリスRSはCVTのみとなる以上に、電動パーキングブレーキとしたのは不可解だ。

 またトヨタランドクルーザーのような本格クロカンSUVはスタックからの脱出などの際に、パーキングブレーキを利用した小技を使うことがあるので、この種のクルマもレバー式のパーキングブレーキを使うモデルが根強く残りそうだ。

レバータイプのパーキングブレーキは減ってきているが、今後もスポーツカーや本格的なオフロードSUVには採用され生き残ると思われる
レバータイプのパーキングブレーキは減ってきているが、今後もスポーツカーや本格的なオフロードSUVには採用され生き残ると思われる

【画像ギャラリー】増えてきているがまだ少数派 電動パーキングブレーキを標準または設定する日本車

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