■マツダ トリビュート(2000年登場)
マツダ初のクロスオーバーSUVとして2000年に発売。フォードとの共同開発車で、モノコックボディながら、クロカン的なクルマが目指された。姉妹車フォード・エスケープと似ているが、デザインだけでなく、走りもしっかり差別化されていた。
■日産 ムラーノ(2004年登場)
ハリアーの生んだ街乗り高級SUV市場を狙い開発。日産らしいスポーティさを強調したスタイリッシュなデザインが特徴。当初は北米専用車であったが、グローバルモデルへと成長。日本でもハリアーの好敵手として、2世代が送り出された。
■三菱 エアトレック(2001年登場)
懐かしのRVRのSUV要素を高めたような低いシルエットが特徴。当時、ほかのSUVとは一線を画す新ジャンルSUVとして送り出された。ロングホイールベースによる居住性の高さが売り。またランエボSUVともいえる高性能仕様「ターボR」もあった。
■トヨタ ラッシュ/ダイハツビーゴ(2006年登場)
テリオスの後を受け継ぐ、真面目な小型SUV。軽自動車の派生を持たないことで、より設計の自由度が高まり、オフロード性能も向上。何よりも四駆らしさもありながらも可愛いスタイルが、女性の心をがっちりと捉えた。今、復活が望まれる一台だ。
■ホンダ エレメント(2002年登場)
北米の若者をターゲットしたクロスオーバーワゴン。フロアやシートの防水処理やサーフボードが収まるサイズ感、観音開きドアなどマリンレジャーを意識していた。北米では大ヒットモデルとなるが、国内では鳴かず飛ばず。わずか2年で撤退した。
■マツダ CX-7(2006年登場)
2006年に登場したスペシャルティなSUV。そのデザインからもわかるようにスポーツカー的な色合いも強く、相応しい高性能な2.3L直4ターボを全車に標準化。トルクスプリット4WDも設定するなど、スポーツ性能にこだわったマツダらしい個性派SUV。
■ホンダ MDX(2003年登場)
ハリアーなどの高級SUV人気にあやかろうと、北米より導入されたアキュラのフラッグシップシップSUV。ホンダ車には珍しい大型ボディと大排気量エンジン、高級車仕様であることが、ホンダファンの心をくすぐった。ただ北米車なので車幅はデカい。
■トヨタ ヴァンガード(2007年登場)
クルーガー後継車となる高級SUVで落ち着いた内外装を持つ。実は人気車である。
■日産 デュアリス(2007年登場)
欧州生まれのシティSUVとして登場。プリメーラの再来を彷彿させる走りのよさで人気を集めた。
■ホンダ クロスロード(2007年登場)
小さいながらも3列7人乗りを可能としたクロスオーバーSUV。直線的なタフなスタイルが特徴。意外にも3年の短命モデルであった。
【番外コラム】ダイハツ ロッキーは復活
往年の小型クロカンの名が軽クロスオーバーで復活。しかし、その伝統は、楽しさと冒険心をくすぐるデザインになり、魅力的だ。
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