新型コロナウイルス流行以前から盛り上がりも見せているのがキャンプや車中泊。最近は「ソロキャンプ」などという言葉も定着するようになった。新型コロナ感染のリスクも低いレジャーである。
今回はこれから車中泊を始めてみたい人向けにオススメのキャンパー・車中泊グッズをご紹介しよう。
こうしたアイテムは災害時の備えという意味でも有用だ。必要最低限だと自分で思うものだけでも揃えておいたほうがいいのではないだろうか。
■今回のラインナップ
・これだけ揃えれば車中泊できる! 車中泊スタートグッズ(車中泊マット編・シェード編・ベッドキット編・シュラフ編)
・寒い暑いはコリゴリ! 車中泊をより快適にするグッズ(暖房器具編・冷房器具編・ポータブル電源編)
・寝る以外も楽しみたい! 車中泊の「食」グッズ(電子レンジ編・冷蔵庫編・チェア&テーブル編・調理器具編)
・【番外コラム】タープがあれば車中泊がより捗る!
・【番外コラム】キャンピングトレーラーでお手軽&豪華車中泊
【画像ギャラリー】ずっと眺めてると欲しくなる!? 総勢20アイテムをギャラリーでじっくりチェック
※本稿は2020年10月のものです
文/三木宏章(コンテンツライト)、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2020年11月26日号
■これだけ揃えれば車中泊できる! 車中泊スタートグッズ
何も揃えずとも車中泊は可能だが、快適とはほど遠いということで、車内で寝るのに便利なグッズを紹介する。まずはここからはじめよう!
●車中泊マット編
車中泊は“クルマの中で寝る”ことからはじまる。しかし、車内は意外と凹凸が多く、安眠できないことも多い。そこで快適な車中泊の第一歩が安眠空間の実現! 最初に揃えるべきは、睡眠の質を高める車中泊マットだ。
そんな車中泊マット選びで重要なのが愛車にマッチしたサイズと、寝心地を左右する厚み。今回はフィールドアの「車中泊マット」と、車中泊専門店オンリースタイルの「車中泊専用マット ワイドサイズ」の2種類をお薦めしたい。
フィールドアの製品は、カラー・サイズ・厚みのバリエーションも豊富で、高密度ウレタンフォームを採用しているので寝心地もバツグン!
オンリースタイルの製品は、幅約100cmとミニバンやSUVはもちろん、コンパクトSUVやトールワゴンにも収まる絶妙なサイズ感が車中泊専門店ならではと言えるだろう。
また、車中泊マットとセットで用意したいのが、シートの段差を埋める「すきまクッション」。車中泊マットだけでフルフラットにならない車種やシートレイアウトでは重宝するアイテムだ。
●シェード編
駐車場やパーキングエリアで仮眠した時に、街明かりやクルマのヘッドライトが気になって寝られなかったという経験はないだろうか? そんな外光を遮断し、なおかつプライバシーを保護してくれるのがブラインドシェード(サンシェード)だ。
オンリースタイルでは、車種専用設計のブラインドシェードの設定があるので、車中泊専用マットとセットで購入したい。遮光効果のみならず、断熱効果もあるので、これからの季節は車内の温度を保つという意味でも効果的だ。
●ベッドキット編
車中泊における安眠空間の完成形といえば、車内をフルフラットにするベッドキットだろう。軽ハイトワゴンやハイエースなどでお馴染みのアイテムだが、ボディ側の加工が必要な製品も多いので注意が必要だ。
ベッドキット専門店・MGRカスタムの「車中泊ベッドキット」は、車種別設計なのでボディ側の加工は不要。
定番のワンボックスやミニバン、トールワゴンなどラインナップも豊富なので、本格的に車中泊を楽しみたいというユーザーにはチェックしてほしいアイテムだ!
●シュラフ編
安眠計画の最後はシュラフ、いわゆる寝袋だ。シュラフ自体は、車中泊に限定したものではなく、定番キャンプアイテムなので、さまざまなタイプが販売されている。基本的な選び方は割愛するが、お薦めのシュラフを紹介!
ひとつ目がコールマン「マルチレイヤースリーピングバッグ」。アウターレイヤー/ミッドレイター/フリースの3層構造になっていて、組み合わせによって臨機応変に温度調整ができることが特徴だ。4シーズン対応なのでひとつクルマに積んでおけば「季節に関係なく快適な睡眠をお約束!」という車中泊にはうってつけ!
ふたつ目は変わり種としてサンコーの「おひとりさま用着るこたつ」。
シュラフとは少し毛色が違うが、ヒーター内蔵で寒いシーズンにお薦め。さらに足が出せるので着たまま移動も可能というアイデア商品。ただし、電源の確保が必須となる。
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