ヤリス フィット アルファード… 買いか!? 待ちか!!? 年末商戦 人気車の通信簿

■日産 ノート(先代モデル 2012年登場/価格:144万7600~272万1400円/次期型登場:2020年11月24日)

日産 ノート
日産 ノート

(TEXT/渡辺陽一郎)

 2020年11月24日に新型ノートが発表された。先代モデルの発売は2012年と古かったので、新型はさまざまな機能を大幅に進化させた。特に先代の足まわりは、2016年に追加されたe-POWERの高い動力性能を充分に受け止められなかった。この不満も新型車では解消される。

 また先代モデルでは内装の質にも不満があったが、この点も改善されている。

●結論…待ち。先代の在庫車が好条件でも、8年ぶりのフルモデルチェンジだから新型を選びたい

●最大値引き…30万円。新型が発表されたばかりで、現在先代モデル在庫一掃セール。新型狙いなら待ちだ

■日産 キックス(2020年登場/価格:275万9900~350万3500円/次期型登場予測:2025年)

日産 キックス
日産 キックス

(TEXT/渡辺陽一郎)

 コンパクトSUVのキックスは、タイ製だから、在庫車がないと納期は3カ月待ちと長い。e-POWERのみの設定で売れゆきは伸びないが、実用性は高い。全長は4290mmと短いが、荷室容量に余裕があり、ファミリーカーとしても使える。なお、日本でキックスe-POWERを発売したのは2020年だが、海外ではNAエンジン車を2016年から売っていた。

●結論…買い。海外では新型車ではないが、e-POWERは改良が施され、実用性も高く選ぶ価値がある

●最大値引き…15万円。発売したばかりの人気モデルで多数のバックオーダーを抱えて強気の商売維持

■日産 エクストレイル(2013年登場/価格:248万2700~382万2500円/次期型登場予測:2021年)

日産 エクストレイル
日産 エクストレイル

(TEXT/渡辺陽一郎)

 北米では新型ローグが2020年10月から販売されている。ローグは日本のエクストレイルだから、フルモデルチェンジは間近かと思われたが、現行型は今年10月に一部改良を行った。つまり少なくとも今後1年間は現行型を売る。

 エクストレイルは車内も広く実用的で優れたSUVだが、新型ローグは先進安全システムを含めて、機能を幅広く向上させている。

●結論…待ち。日本メーカーである日産が、国内で安全性などが劣った旧型を売る。当然推奨できない

●最大値引き…28万円。来秋にもフルモデルチェンジするので、格安で買えるが新型車狙いなら待ちだ。

■ホンダ フィット(2020年登場/価格:155万7600~253万6600円/次期型登場予測:2025年)

ホンダ フィット
ホンダ フィット

(TEXT/渡辺陽一郎)

 現行型は2020年2月に発売された。ヤリスと違ってプラットフォームは先代と共通だが、効果的な補強によって安定性を高めた。さらに斜め前側と後方の視界を大幅に向上させている。

 ハイブリッドは、インサイトなどに準じたタイプに刷新して、各種の機能を向上させた。従来と同様に燃料タンクを前席の下に搭載したレイアウトで、後席と荷室はかなり広い。

●結論…買い。先代の優れた実用性を生かしながら、走行性能、安全性、質感などが高まり、買い得だ

●最大値引き…21万円。現行モデル発売後10カ月が経過し、受注ピッチが鎮静化。好条件で狙い目に。

■ホンダ ヴェゼル(2013年登場/価格:211万3426~361万7900円/次期型登場予測:2021年)

ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼル

(TEXT/渡辺陽一郎)

 2013年の発売だから今では設計が古く、ハイブリッドの制御と燃費は、フィットが採用する新しいタイプのハイブリッドに比べて見劣りする。

 その一方で後席は、全長が4400mm以下のSUVでは最も広く快適だ。燃料タンクを前席の下に搭載したので、後席を畳むと、高さに余裕のあるボックス状の荷室に変更できる。走りは古くなったが実用性は今でも高い。

●結論…買い。後席と荷室を活用するなら選ぶ価値がある。使用頻度が低い場合は他車を検討する。

●最大値引き…26万円。来年3月がフルモデルチェンジで好条件。次期型が欲しい人以外は狙い目。

次ページは : ■ホンダ フリード(2016年登場/価格:199万7600~325万6000円/次期型登場予測:2022年)

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