案外知られていないけど…縁の下の力持ち「フロアマット」の種類と長所と短所

貴方の愛車は何製? カーマットの種類とその長所と短所

 新車購入時、オプションであるはずなのに、当たり前のように購入させられる、カーマット。「ただの足元マットなのに、高くない!?」と思っている方も多いだろう。

 カーマットは、アフターマーケット市場が非常に盛んで、様々なデザイン・形状・素材のものが、カー用品店やネットショップで市販されているが、特に運転席のカーマットは、運転操作に支障をきたすケースも考えられるため、慎重に選ぶ必要がある。

 本稿では、カーマットの種類とそれぞれの特徴についてご紹介しつつ、「不要では!?」と考える方向けに、カーマットの役割についても、触れていく。

文:吉川賢一
アイキャッチ写真:AdobeStock_Kittiphan
写真:TOYOTA、NISSAN、HONDA、LEXUS

【画像ギャラリー】高級車はやっぱり違う!! 800万円以上の超高級車のフロアマットをみる


カーマットの役割は、汚れ防止と快適性の向上

 車内を土足禁止にしていないかぎり、車内の足元は汚れるもの。舗装されているところばかりを歩いていても、いつのまにか足元に小さな石や砂は落ちている。カーマットがあれば、そんな汚れを「パンパン」と払うだけできれいになり、大事な愛車そのものを汚すことなく維持できれば、手放す際の下取り価格も変わってくる。

 また、カーマットは、快適性の向上にも一役買っている。防臭や撥水などの効果のほか、ものによっては遮音性の向上まで期待ができる。しかし「カーマットならなんでもいい」わけではない。特に運転席は、メーカー純正品ではなくても、ペダルに干渉しない、フックのしっかりついているものを、必ず使用するようにしてほしい。

ホンダヴェゼルのフロアカーペット(プレミアムタイプ、エクステンションマット付)。カーマットだけではカバーしきれない箇所を保護するエクステンションマットがついている

起毛タイプは高級感が出るが、掃除がしづらい

 一般的に、カーマットといえば、この起毛タイプ。一般の家庭用カーペットと似た素材で作られているカーペットタイプ、ナイロンやポリプロピレンなどでできた撥水加工・防臭・防炎加工が施されたタイプ、そして、毛足が長くて厚みがありフカフカした踏み心地になるラグジュアリタイプがある。

 特に、高級車と呼ばれるクルマのカーマットは、フロア面からの遮音性が非常に高まるよう、フカフカの分厚いマットが採用されていることが多く、このカーマットありなしで、遮音性はずいぶん違う。

 起毛タイプのメリットは、雰囲気が高級になる、カラーデザインが多い、毛足が長いタイプは遮音性が高いなどだ。デメリットは、砂や土のようなゴミが繊維に挟まると取れにくい、水洗いには向かない、値段が高い、などだ。

ホンダレジェンドの純正アクセサリ「フロアカーペットマット プレミアムタイプ(74,800円)」。密度が高く毛足の長い素材を使用しており、消臭・抗菌加工も施されている

ゴム・ビニール製は、掃除がしやすいが滑る危険が

 マリンスポーツやウィンタースポーツをする方、お子さんのスポーツの送り迎えなど、車内がドロドロになることが想定される場合は、ゴムやビニール、樹脂製のマットだと、掃除がしやすく便利だ。フラットタイプのほか、フランジ付きのバケットタイプもある。

 もちろん、メーカー純正品も用意されており、中には、純正カーマットの上に敷いて、固定フックを共有できる商品もある。

 メリットは、起毛タイプに比べて価格が安いこと、防水性・防汚性に優れていること、水洗いや拭き取りが可能で掃除が簡単なこと等だ。デメリットは、吸水性が低いので雨粒や溶けた雪がマットに残る(汚れを掃除しないと再び汚れが付く)、濡れた靴だと音が鳴る、滑りやすい、防臭効果はない、などだ。車内の汚れが気になる、という方は、1セット持っておくと便利かもしれない。

 個人的には、普段は毛足の長いカーマットを使い、海や雪山へ遊びに行くときはゴム製カーマットに交換するのが最適かな、と考えている。

ホンダN-BOXの純正アクセサリ「オールシーズンマット」。縁高タイプは、フロアカーペットマットとの同時装着が可能

次ページは : 純正マットならではの安心感は代えがたい

最新号

ベストカー最新号

新型クラウンの「新着」情報SCOOPに加え、2つの見逃せない大型特集!! ベストカー6月10日号

発売中のベストカー6月10日号は次期型クラウンの「新着」情報SCOOPに加え、2つの大型特集が絶対的に注目です! 「注目車の〇と×」特集なんて、20数台の〇と×をズバリ評価。他誌ではない企画です。BC名物の「乗り心地テスト」企画も復活しています!

カタログ