■マツダ MX-30はマイルドHVで10月にも発売へ
マツダ MX-30は、マイルドハイブリッド仕様と電気自動車のラインアップがあり、10月にも発売されるのはマイルドハイブリッドバージョンとなりそう。
コンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトでポジショニングは、CX-3とCX-30の中間に位置する。
パワーユニットはまだ明確になっていないが、ガソリンが新開発の2Lマイルドハイブリッドとなる見込み。
CX-30にはガソリン2Lの希薄燃焼と16という高圧縮比、これにマイルドハイブリッドを組み合わせた「圧縮着火方式」の「SKYACTIV-X」を搭載し売りにしている。
しかし通常の2Lガソリンに比べて60万円以上も高いのがネックになっており、現在搭載しているマツダ3、CX-30とも販売構成比が僅か10%程度にとどまっている。
MX-30では廉価バージョンの2Lハイブリッドを搭載することで、販売台数の上乗せを目指す狙いがある。
対抗モデルはトヨタ C-HRやホンダ ヴェゼルを想定している。課題なのはほぼ同サイズのCX-3がどうなるかである。マツダとしては今後のMX-30とCX-3の販売推移を見ながらどうすべきか決断することになりそうだ。
■新型ノートは年内デビューの可能性も
次期型ノートは11月か12月頃、これまで通り5ドアハッチバックのみで世代交代する(編注:発売は今年度中で2021年にズレ込む可能性もある)。
両側スライド開閉ドアが設定されるのではないかという情報も流れていたが、こちらは独立した別車種になると思われる。
基本的にはキープコンセプトでのフルモデルチェンジだが、プラットフォーム&基本コンポーネントは新開発で、室内の居住空間の拡大、使い勝手の向上、走りのポテンシャルアップ、燃費改良、安全対策強化が図られる。
パワートレインは改良型e-POWERをはじめ1.2L・NAガソリン、同スーパーチャージャーを搭載する。
シリーズ全体の販売構成比70%を占めるe-POWERは出力アップ、エンジン音の低減、燃費向上、リーズナブルなワンペダル走行で格段の改善がなされている。
同クラスではトヨタ ヤリス、ホンダ フィットの両雄が月販1万5000台の攻防でトップセラー争いを演じることになる。
当面は最も新しいノートが優位に駒を進めることになりそうである。
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