■スバル 新型WRX STI(2022年3月登場予定)
名機、EJ20型エンジンの生産終了に伴い、現状スバルのモデルラインナップから消えているWRX STIが2022年に復活する。
新型はプラットフォームが「スバルグローバルプラットフォーム」に変わり、さらにフルインナーフレーム構造を採用するということで、極めて高いボディ剛性を獲得、走りの質感も大幅に高められる。
搭載エンジンは北米専売SUV、アセントが積むFA24型2.4L直噴ターボを専用チューニング。400ps級の出力を目指しているというから、期待が高まる。
価格は450万~550万円程度が予想されている。
●編集部イイボシの期待ポイント
噂では新開発フラット4、2.4Lターボを搭載する次期WRX STI。シャシーから何から一新するらしいが、コンセプトはそのまんま。それも1992年登場のSTiバージョンIからそのまんまというのが素晴らしい。かつては熾烈な争いを続けていたランエボの魂まで背負っているようで涙が出そうになる(出ない)。新型レヴォーグの評判がやたらといいのも期待値を上げるが、できれば洗練はほどほどにして、荒々しさを残した乗り味を求めたい。
●編集部ワタナベの期待するポイント
4WD+2Lターボというパッケージは国産唯一となるだけに次期型への期待は当然大きい。次期型は2.4Lターボ採用がポイントだが、現在世界最強となるメルセデスAMG A45の421ps/51.0kgmには届かないとしても、ダウンサイズという潮流の逆を行くアップサイジングでほぼ同じスペックに到達してくれるはず。ふたつ目のポイントはSTI製コンプリートカーでなくとも満足できるツルシとしての性能の提供。もう目が離せないぞ!
●新型WRX STI予想スペック
・全長×全幅×全高:4680×1810×1450mm
・ホイールベース:2670mm
・車両重量:1580kg
・エンジン:2.4L水平対向4気筒DOHC+ターボ
・最高出力:400ps/5600rpm
・最大トルク:50.0kgm/2400rpm
・トランスミッション:6速MT
■マツダ 新型マツダ6(2022年3月登場予定)
マツダのフラッグシップモデルであるマツダ6が2022年3月、新型に切り替わる。
この新型マツダ6の特徴は、ラージアーキテクチャーと呼ばれる直6エンジン+後輪駆動に対応する新たなプラットフォームを採用すること。つまり次期マツダ6はFRになるということだ。
その新プラットフォームに積まれるパワーユニットは、3Lのガソリンとディーゼルで、前述したとおりいずれも直6。ガソリンエンジンはSKYACTIV-Xとなり、300ps級の出力を発生しながら、15km/Lという好燃費を達成する。
第2世代となるディーゼルは60kgmに迫る強大なトルクが魅力だ。予想価格は400万~450万円。
●編集部ウメキの期待ポイント
果たして「どんなクルマ」に仕上げてくるのかはわからないんだけど、新開発されるFRプラットフォームに、これまた新開発される直列6気筒エンジンってだけでも、もうムネアツっス! 直6、FRは私にとって永遠のテーマですよ。
だから、本当は上級サルーンとかそういうのではなく、このコンポーネンツを活かしたミッドサイズクーペみたいなのが開発されたらいいんだけどね。この次期型マツダ6はチト大きすぎそうだし、こいつをベースにしたクーペってのも、きっとスタイリッシュすぎてオイラには似合わない。もちっと、昔のGr.Aっぽいのが好きなのよ。
●編集部ワタナベの期待ポイント
現行のマツダ6はFF/4WDのDセグサルーン/ワゴンだけど、次期型は2代目センティア以来となるFRサルーンカテゴリーへの投入というのがポイント。これだけを抽出すると、BMW3シリーズやベンツCクラスのようなDセグモデルを期待しちゃうけど、実は低コスト化を見据えたところもポイント。直6のSKYACTIV-Xとクリーンディーゼル、2種の3Lエンジンを用意し、プラグインハイブリッドも追加されるというから見逃せない。
あと隠し玉として、この次期型マツダ6をベースにしたラージクーペモデルを用意しているというのも大きなポイント。
●新型マツダ6予想スペック
・全長×全幅×全高:4900×1880×1420mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:1550kg
・エンジン:3L 直6DOHC+モーター+SC
・エンジン出力:350ps/50.0kgm
・モーター出力:180ps/30.6kgm
・トランスミッション:10速AT
※SC=スーパーチャージャー
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