■マツダ 新型マツダ6(2022年3月登場予定)
マツダのフラッグシップモデルであるマツダ6が2022年3月、新型に切り替わる。
この新型マツダ6の特徴は、ラージアーキテクチャーと呼ばれる直6エンジン+後輪駆動に対応する新たなプラットフォームを採用すること。つまり次期マツダ6はFRになるということだ。
その新プラットフォームに積まれるパワーユニットは、3Lのガソリンとディーゼルで、前述したとおりいずれも直6。ガソリンエンジンはSKYACTIV-Xとなり、300ps級の出力を発生しながら、15km/Lという好燃費を達成する。
第2世代となるディーゼルは60kgmに迫る強大なトルクが魅力だ。予想価格は400万~450万円。
●編集部ウメキの期待ポイント
果たして「どんなクルマ」に仕上げてくるのかはわからないんだけど、新開発されるFRプラットフォームに、これまた新開発される直列6気筒エンジンってだけでも、もうムネアツっス! 直6、FRは私にとって永遠のテーマですよ。
だから、本当は上級サルーンとかそういうのではなく、このコンポーネンツを活かしたミッドサイズクーペみたいなのが開発されたらいいんだけどね。この次期型マツダ6はチト大きすぎそうだし、こいつをベースにしたクーペってのも、きっとスタイリッシュすぎてオイラには似合わない。もちっと、昔のGr.Aっぽいのが好きなのよ。
●編集部ワタナベの期待ポイント
現行のマツダ6はFF/4WDのDセグサルーン/ワゴンだけど、次期型は2代目センティア以来となるFRサルーンカテゴリーへの投入というのがポイント。これだけを抽出すると、BMW3シリーズやベンツCクラスのようなDセグモデルを期待しちゃうけど、実は低コスト化を見据えたところもポイント。直6のSKYACTIV-Xとクリーンディーゼル、2種の3Lエンジンを用意し、プラグインハイブリッドも追加されるというから見逃せない。
あと隠し玉として、この次期型マツダ6をベースにしたラージクーペモデルを用意しているというのも大きなポイント。
●新型マツダ6予想スペック
・全長×全幅×全高:4900×1880×1420mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:1550kg
・エンジン:3L 直6DOHC+モーター+SC
・エンジン出力:350ps/50.0kgm
・モーター出力:180ps/30.6kgm
・トランスミッション:10速AT
※SC=スーパーチャージャー
■トヨタ 新型ミドシップスポーツ(2025年登場予定)
協業相手であるBMWとの契約により、2025年に販売が終了すると言われている現行スープラ。しかし、トヨタとしても本格的なスポーツモデルは今後もラインナップにほしいところだ。
そこで、スープラ的立ち位置を継ぐモデルとして開発が進んでいるのが、新たなミドシップスポーツだ。
搭載するパワーユニットは新開発の3L、V6ツインターボをベースにしたハイブリッド。車体中央後部に縦置きされるそのユニットは、エンジン単体で400ps、モーター出力は160psを目標にしていると言われている。
ライバルはポルシェケイマンとされるだけに、そうとうな作り込みが行われることは想像に難くなく、そのぶん価格は1000万円級が予想される。
●編集部ウメキの期待ポイント
スクープ班に改めて確認したんだけど、「間違いなく、この計画はGOサインが出て進んでいる」っていうから期待に胸が膨らむ。今のトヨタならモータースポーツ活動からのノウハウの蓄積も大きくなっているし、プラットフォーム開発、シャシーチューニングなど、高い開発能力をいかんなく発揮してくれるだろう。
一番期待しているのは、エンジン縦置きミドシップだという情報。ま、価格が1000万円級になるって話だから、到底買えはしないんだけどね。夢が膨らむでしょ!
●編集部イイジマの期待ポイント
スーパーカー大好き人間であるワタシとしては、カッコイイと素直に言えるデザインが、なにより大事。その点、この予想CGはかなりイイ線いってると思います。パワーユニットが縦置きというのも、いいですな。正直、自分のウデでは横でも縦でも関係ないんですが、「縦置きナンダヨ」と他人にドヤりたいです。
ただハイブリッドとなると3ペダルMTが期待できなさそうで、そこが少し不安です。別に飛ばさないけど、飛ばさないからこそ、変速の楽しみがほしいな、と。
●新型ミドシップスポーツ予想スペック
・全長×全幅×全高:4400×1850×1280mm
・ホイールベース:2500mm
・車両重量:1750kg
・エンジン:3L V6DOHC+ターボ+モーター
・エンジン出力:400ps/48.0kgm
・モーター出力:160ps/30kgm
・トランスミッション:電気式無段変速機
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