■新型コロナ禍で輸出が大幅減! その影響でオークション価格が大幅下落
ヴェルファイアは走行距離が延びて、平均価格が値落ちというのは納得できるのだが、アルファードは流通台数が増加、走行距離も微増しているにも関わらず、平均価格はほぼ横這いというのが疑問なので、より詳しく調べてみると驚きの事実がわかった。
人気車で新車の納車待ちも長くなっているアルファードだが、なんと2019年~2020年式という高年式で、走行距離500km以下という未使用中古車がなんと約800台も流通しているのだ。しかも人気の高いエアロ系グレードの「2.5S Cパッケージ」が約335台、「2.5S」が約200台、そして「2.5 Aパッケージ」が約97台となっている。しかもこれらの中古車は関西方面に集中している。
その理由を関西の知り合いの販売店に聞いてみたところ、まさにコロナウイルスの影響で、輸出がストップしたことによるものだった。オートオークションで相場が100万円近く下がっているので、小売りしているということだった。
確かにアルファード/ヴェルファイアは日本国内だけでなく、アジア圏でも人気だったので、輸出がストップすると国内で販売するために市場にでまわったのだ。
中古車相場は需要と供給のバランスで相場が決まるので、アルファードのオートオークションでの価格が100万円下がったということは、小売価格も下がる可能性が高い。
しかも日本国内の消費も冷え切っているので、アルファード/ヴェルファイアのような人気モデルの中古車も暴落なんてこともありえるかもしれない。コロナウイルスの影響が中古車市場にも及んできたのだ。
コメント
コメントの使い方