長年、CBの旗艦として君臨したCB1300SFのファイナルエディション(SP仕様)と同時に比較してみると、車格はCB1000Fコンセプトの方が圧倒的にコンパクト。足着き性もCB1000Fコンセプトの方がよかった。
引き起こしや重量感はCB1000Fコンセプトが圧倒的に軽い。ちなみにベース車のホーネットが車重211kgなのに対し、CB1300SFは車重266kg。5また、ホーネットは最高出力152PS&最大トルク10.6kg-m、CB1300は113ps&11.4kg-mを発生。ホーネットの方が軽い上に39PSもパワフルだ。
[まとめ] 2020年のコンセプト車より現代的、次世代CBらしい出来映えだ
今回のモデルに先駆けること5年。2020年春にホンダが「CB-Fコンセプト」を公開していたことを覚えているだろうか? 現在は生産終了したCB1000Rをベースに、CB-F風のスタイルを与えたモデルで、今回のCB1000FコンセプトよりCB-Fオマージュの色合いが濃かった。

2020年春に公開された「CB-Fコンセプト」。直4カフェのCB1000Rがベースで、片持ちスイングアームなどが特徴だ。この案はお蔵入りになったとされていたが、構成を大きく変更して今回のCB1000Fが登場した。
つまり、今回より前回のコンセプトの方がより元祖CB-Fのデザインに似ていた。タンクは今回のCB1000Fコンセプトよりコンパクトでエッジが立っていたし、サイドカバーやテールも元祖に近かったのだ。
タンクに関してはベース車の違いが大きい。CB-Fコンセプトは、モノバックボーンフレーム+サイドドラフト吸気のCB1000Rがベースだったため、タンクのサイズを抑えられた。一方、今回のCB1000Fコンセプトはホーネットがベースで、ダイヤモンドフレーム+ダウンドラフト吸気のため、エアボックスをシリンダーヘッド上に設置する必要があるからだ。
とはいえ、より普遍的かつ現代的なイメージがあるのは今回のCB1000Fコンセプト。過去のCB-Fを意識しながらも、より強く「次世代のCB」を意識しているに違いない。
実車を見たところ、各部の仕上がりはそのまま市販できそうなほど完成度が高かった。市販化に関して一切アナウンスはないが、近日中に何らかの発表があることを期待したい。価格はCB1000ホーネット並みの130万円台だと嬉しいが、果たして!?

最後に……気が早い話だが、市販されたらこんなカラーもぜひ、ということで歴代CB-Fの一部を掲載。写真は1981年型CB750F(型式名FB)で、伝説的バイク漫画『バリバリ伝説』の主人公グンの愛車として有名!
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/448803/
ホンダ「CB1000F コンセプト」が世界初公開! デザインは往年のCB-F風ながら普遍的、市販化も近い!?【モーターサイクルショー2025】【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/448803/448957/
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