ホンダ栄光のCBが再び……CB1300SF生産終了!? 猶予はあと4年? 買うならイマだろ!

そもそも「プロジェクトBIG-1」とは何だったのか、CB1300の足跡を辿る

 CB1300/400SFシリーズの始まりである「プロジェクトBIG-1」は、開発陣自らが欲しいバイクをプロダクトしようとしたのが原点。

 特にCB1000SFは「乗れるものなら乗ってみろ」と言わんばかりの巨体でライダー憧れの的になった。「こんなバケモノに誰が乗るんだ?」と本田宗一郎氏に言わしめたCB750フォアの再来をイメージしていたのだ。

 当時はレプリカブームが終焉し、ゼファーらネイキッドが大ヒットしていた最中。さらにビッグバイクもブームになり、CB1000SFは多くの支持を獲得していく。

 そして1998年、排気量を1284ccに拡大したCB1300SF(SC40)に進化。しかし、車体と車重が増加したことから、2003年には車重や車体をコンパクト化した2代目(SC54)がデビューした。

 2代目CB1300から一段と人気が出て、2007年までベストセラーを重ねた。ところが、近頃は販売は今一つ振るっていない。2021年にクルーズコントロールなどを採用して魅力をアップしたが、販売計画1600台に対して実売は904台、401cc以上のビッグバイククラスでは販売台数12位に留まっている(二輪車新聞より)。

 2021年にバイクの新車を購入したライダーの年齢層は平均54.2歳(自工会調べ)。年々、年齢層は上昇傾向で、若い頃はステイタスだった重いモデルを敬遠する人も多い。その一方、原付二種などの軽快なモデルを選ぶ人も増えているのだ。

 王道スタイルのネイキッドが飽きられた……ということもなく、CBと同じく往年のスタイルを引き継ぐ4気筒ネイキッド、Z900RSは国内で毎年ベストセラーを記録。2021年には4853台を販売し、CB1300の5倍以上も売れているのだ。これはCB1300SFが車重266kgなのに対し、Z900RSはCBより約50kg軽い217kgで、車体がコンパクトなのも一因だろう。

1992年11月登場のCB1000SF(SC30)は、CBR1000F譲りの水冷直4を抱き、ホイールベース1540mm、装備重量260kgの巨艦。ただし走り出せば、意外にも従順というギャップもあり、そこがまたウケた
1992年11月登場のCB1000SF(SC30)は、CBR1000F譲りの水冷直4を抱き、ホイールベース1540mm、装備重量260kgの巨艦。ただし走り出せば、意外にも従順というギャップもあり、そこがまたウケた

最後のリッターオーバーNK、“絶版”の未来を覆すには……?

 過去にはヤマハXJR1300、スズキGSX1400、カワサキZRX1200Rと各車からリッターオーバーの直4ビッグネイキッドが出揃っていたが、今や残るのはCB1300のみだ。

 また、ホンダのCBシリーズにおいて、スタンダードなネイキッドもCB1300シリーズのみ。CB1300が消滅すれば、王道ネイキッドの“ザ・CB”は途絶えてしまう可能性があるが、水冷直4を積む近未来型カフェレーサーのCB1000Rが大幅刷新されるとの噂もある。

 いずれにせよ最後の大艦巨砲モデルが新車で買える期間は残り4年もないだけに、欲しい人は早めに動くのが吉。昨今の情勢から、すぐ車両が手に入るとは限らない。そしてロングセラーが生産終了すると争奪戦が展開されるのが恒例となっているからだ。

 最後の空冷直4であるCB1100、そして400クラスで世界唯一の4気筒車にしてCB1300の弟分であるCB400SFは、欲しくても買えなかった人が続出。他社ではヤマハのSR400とセロー250が入手困難になった過去がある。

 後継機の動向を含め、当webでは引き続きCBに注目していきたい。

 ――と長々記事を書いてきたが、まだCB1300シリーズが生産終了を回避する未来は恐らくある。この記事を読んだユーザーが大挙してCB1300を購入すれば、2026年以降も存続の可能性がある……かもしれないのだ。

最後の空冷4発だったCB1100RS/EXは、2021年10月にファイナルエディションが発売したが、早期に予約完売してしまった。新車価格140万円前後に対し、中古相場は200万円超がザラ
最後の空冷4発だったCB1100RS/EXは、2021年10月にファイナルエディションが発売したが、早期に予約完売してしまった。新車価格140万円前後に対し、中古相場は200万円超がザラ
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