「逆走車アリ!」 トラックドライバーが体験した恐怖の瞬間

■海コンドライバーが陥りそうになった逆走への誘因

勘違いが招く逆走事故を防止するためにはわかりやすい道路づくりも大切。でも、プロとして「ありえない運転」をしてしまったときはドライバーとして「潮時」かもしれない
勘違いが招く逆走事故を防止するためにはわかりやすい道路づくりも大切。でも、プロとして「ありえない運転」をしてしまったときはドライバーとして「潮時」かもしれない

 関西の海コンドライバー、渚・涼のパパは自身が逆走しそうになった体験を語ってくれました。

 一般道で、たまに一方通行を逆走しているクルマを見ることはありますが、幸いにして私は高速道路で遭遇したことはありません。

 最近、運転していて「怖いなぁ」と感じた出来事があります。それは新しく開通した高速道路から一般道に出るときのことです。

 この道路は、対面2車線道路で、見通しが悪い下りの左カーブになっていて、「高速下りて右折だから、右車線に出ないといけないのでは?」と思い右折のウインカーをつけたときに、前方よりクルマが来て、あわててウインカーを消したことがあります。

 2車線とも出口専用道路だと勘違いして、車線変更しようとしてしまったのです。出口料金所のつくりや反対からクルマが来てないかなど確認をすればよかったのですが、漫然運転をしていて見ていませんでした。

 スピードを出していなかったのと、相手のクルマにすぐに気づくことができたので事故を起こさずにすみましたが、「初めて走る高速道路は注意が必要だ」と改めて反省しましたね。

 ただ、この高速道路の出口は道幅も狭い上に対面通行で、車線を区切る白線も消えかかっており、パッと見、片側2車線道路と勘違いを起こしかねない「つくり」になっています。白線を黄色に変えたり、道路に進行方向の矢印や模様を入れたり、ゴム製の支柱を付けるといった対策も必要だと思いました。

 クルマは便利で素晴らしい乗り物だと思います。私は運転することが好きでドライバーを長年続けてきました。しかし、いつかは、この仕事をやめなければならないときが訪れます。

 適切な運転ができなくなり、あり得ない動き(逆走運転)や、自分では「大丈夫だ」と思いながら事故を起こしてしまったときが「潮時」だと考えています。便利で大好きな乗り物が「凶器」へ変わる前に、自ら運転免許証を返納したいと思います。

【画像ギャラリー】こちらに非がなくても事故は互いに損をする!! 運転中は常に『ありえないこと』に対する心構えを!!

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