■トヨタハイエース:2004年8月登場→誕生から17年1ヵ月
2004年8月登場の200系と呼ばれる、日本向けとしては現行型5代目ハイエースも4ナンバーサイズの商用1BOXバンを中心に10人乗りの乗用ワゴン、15人乗りコミューターといった豊富なバリエーションを持つ点は1989年登場の先代型4代目モデルから不変だ。
しかし、目が覚めるくらいスタイリッシュなエクステリアは登場時からほとんど変わっていないものの未だ新鮮で、日本車史上に残る傑作と言えるほどだ。
機能面は1BOXカーとして欠点が見つからないほど完成されているが、それでもディーゼルターボの排気量アップやエンジン自体の変更、ATの4速から6速化、予防安全パッケージのトヨタセーフティセンスの搭載といった改良が何度も行われている。
そのためハイエースは改良ごとに〇型と呼ばれているが、最新モデルでは〇型なのかが正確には分からなくなっているほどである。
●今後どうなる?
2019年に海外向けハイエースがセミボンネットを持つ300系にフルモデルチェンジされた際には、「日本で販売されている200系ハイエースも300系にフルモデルチェンジされるのでは?」という噂も流れた。海外仕様300系ハイエースのなかでも、高級モデルとなるグランディアは、日本でグランエースとして販売されている。
しかし、300系ハイエースは標準ボディでも200系ハイエースのスーパーロングボディ以上に大きい点や、フロントノーズがあるため荷台長が200系に劣ることなどを考えると、300系バンが日本に導入される可能性は低い。
2021年8月に一部改良と統廃合が行われたことから、延命されることが予想される。次期型へのフルモデルチェンジは約2年後の2023年頃となるのではないだろうか。
衝突安全性の観点から300系のようなセミボンネット型のスタイルになりそうだが、やはりハイエースは現行のキャブオーバー型のほうが似合う。時代の流れでしかたないのかもしれないが、キャブオーバー型を継承してもらいたいものだ。
■レクサスCT:2011年1月登場→誕生から10年8ヵ月
レクサスCTはベンツAクラスやBMW1シリーズといった欧州Cセグメントプレミアムをターゲットとした、先代プリウスをベースにしたハイブリッド専用車である。
1.8リッターハイブリッドというパワートレーンは先代プリウスと共通だが、レクサス化にあたり内外装のグレードアップやリアサスペンションがダブルウィッシュボーンにされるなどの変更が施された。
2011年1月に登場し、スピンドルグリルとなった2014年と、2017年にデザイン変更が行われるなど。2回のマイナーチェンジを行うものの、フルモデルチェンジは一度も行われず、現行型のモデルライフは10年を超えた。
●今後どうなる?
CTはフルモデルチェンジの噂が聞かないのに加え、コンパクトSUVのUXがCTの後継車的要素を持つこともあり、そのUXがデビューした時にCTが消滅することも予想されたが、CTは継続生産されてきた。ちなみに北米ではCTの販売は2017年に終了している。
しかし、レクサスのエントリーモデルとしてCTのようなモデルもラインナップに欲しいこともある。タイミング的にはGA-Cプラットフォームを使う次期プリウスベースが登場する2022年12月以降に新型CTが登場することになりそうだ。
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