ディーラー関係者もかなり困惑? ユーザーがやりがちな7つの迷惑行為とは

■実録その2:ディーラー関係者が「本気で勘弁してほしい」と思ったエピソード

【実録】ディーラー関係者もかなり困惑? ユーザーがやりがちな7つの迷惑行為とは
理不尽なことに巻き込まれることもあるようだ。ディーラー関係者の苦労は絶えない・・・

 まだまだ挙げたらキリがない迷惑エピソード。過去にはこんなケースもあったという。


●とにかくディーラー第1号車を納車して欲しい
 話題の新型車を誰よりも早く納車したい!・・・ということで「ディーラー第1号車を納車して欲しい」と頼んできたユーザー。それも一見客だ。

 ちなみに、そのディーラーでの納車第1号車は長年の管理ユーザーがすでに契約済み。「それならいらない」と帰ってしまったそうだ。果たして、別のディーラーで第1号車契約できたのだろうか・・・。

●「殺されるから警察に連絡して!」と叫びながらご来店
 春先のある日、1人の女性が「監禁されてて逃げてきた!殺されるから警察に連絡して!」と叫びながらディーラーに駆け込んできた。これが事実なら大事だが、後々虚言であることが判明。

 回答してくれたセールス曰く「春先はおかしな人が増えますからね・・・」と苦笑いしていたが、現場はかなり混乱したようだ。まったく人騒がせである。

●不倫相手の住所で車庫証明を登録しようとした結果・・・
 郊外在住ユーザーが、不倫相手を都市部のマンションに住まわせ、購入時にはセールスに妻として紹介。途中で奥さまにクルマの購入と不倫が同時にバレて修羅場に・・・。

 なぜかセールスもそのゴタゴタに巻き込まれて、クルマを買うどころではない騒ぎに。とんだとばっちりだ。

●納車引き取り時にわずか数分の遅延で激怒
 時間前に到着が原則なのはいうまでもないが、予想外に道が混んでいて予定の時刻を過ぎてしまう。多くの人が経験があるだろう(恥ずかしながら筆者も何度もある)。

 しかし、このわずか数分の遅延を許容してくれないユーザーもいる。遅れることが分かった時点で連絡をして「あと○分ほどで到着します」と連絡を欠かさなかったそうだが、現地に着くなり頭ごなしに怒鳴られたという。

 その場できちんと謝罪したところ、これを機に良い関係になったのだとか。

●納車待ちのクルマのエンジンを勝手に始動
 クルマを見に来たユーザーが、売約済みで既に整備にとりかかっているジャッキアップ中のクルマに乗り込み、いきなりエンジン始動!さすがにこれはしかるべき対応をとったという。

 もしも、エンジンオイルが空の状態で始動したらどうなるか・・・当の本人は考えなかったのだろうか。信じがたいがこういうユーザーもいるということだ。

●詐欺師に騙されかけ、危うく1000万円の損失に
 ディーラーで販売されていた高級車を問い合わせてきた男性ユーザー。すぐに欲しいということで契約のやり取りはメールで実施。なぜか女性名義だが、ローンの与信は無事通過。さらに男性から別のクルマも欲しいから値引けと要求。

 クレジット会社の担当にクレジット金額変更の相談すると、女性名義でたくさんの携帯電話を契約しており、後々実は結婚詐欺師だったことが判明。

 このディーラーでの被害は免れたが、他ディーラーでは返金のトラブルが発生したという。

●月内の受注台数をクリアすべく、ユーザーの自宅に行って契約書を獲得したのに、報告連絡の際にブチギレた店長
 実は今回、こんなエピソードも伺うことができた。

 セールスにとって毎月のノルマは常に意識せざるを得ないだろう。月内の受注台数がギリギリ足りないという状況だったというとあるセールス。契約間近なユーザーがいるが、来店してもらっていたら間に合わない。そこで、契約目前のユーザーに連絡を入れて(窮状を理解してくれたそうだ)事情を伝えて理解してもらい、急いで自宅を訪れて無事契約。無事にノルマ達成。

 さっそく店長に報告すると虫の居所が悪かったらしく、怒鳴られたという。テキ(?)は身内にもいたということか。理不尽だ・・・。

次ページは : ■結論:もっとも怖いのは「迷惑行為という自覚がないこと」かもしれない

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