なぜ日本で売らない!? 日本で販売されなかった罪深き限定車たち

■スズキ

●スイフトスポーツカタナ(2019年オランダ・30台限定)

カタナの復活タイミングでコラボ。エンジンなどには手を入れていないが、カラーリングのセンス抜群
カタナの復活タイミングでコラボ。エンジンなどには手を入れていないが、カラーリングのセンス抜群

 1981年登場の大型サイズを中心としたスズキのオートバイであるカタナは日本刀をモチーフにしたデザインなどで人気となった名車で、2019年に復活している。

 カタナ復活とスイフトスポーツとのコラボによりオランダで販売されたのがスイフトスポーツカタナで、バイクのカタナに通じるシルバーとブラックのボディカラーをそれぞれ15台限定で設定し、ボディにカタナを思い出させる漢字の「刀」の文字を含んだラッピングなどが施された。

 機能面ではローダウンや専用マフラーの装着に加え、インテリアもグレードアップ。

■マツダ

●MX-5 アイコン スペシャルエディション(2016年イギリス・600台限定)

パールホワイトとグレーメタリックのボディカラーにソウルレッドのアクセントがオシャレ
パールホワイトとグレーメタリックのボディカラーにソウルレッドのアクセントがオシャレ

 ロードスターは例えばイギリスではソフトトップの2L、RFの1.5Lなど、日本にはない基本仕様がある。そんなイギリス限定車のひとつがアイコンスペシャルエディションだ。

 3代目でも設定されたこの限定車は、現行型4代目モデルではガンメタ塗装のホイール、パールホワイトとグレーのボディカラーにソウルレッドのフロント&リアスポイラー、ドアミラー、サイドシルのデカールなどを持つドレスアップされたモデルだ。

 機能的には基準車と変わらないが、日本とのドレスアップの志向の違いを感じる。

*   *   *

 特にスポーツモデルに海外専売の限定車が多いのは、日本より北米、欧州がメインマーケットになっていて売れているから。この点はわかるが、日本人を喜ばせるアイデア、企画も、もっともっと出し商品化してほしいと切に願う。


【番外コラム01】グッジョブ!! 日本限定発売の輸入スポーツカー

アルピーヌA110ビトンリミテ(2021年・24台限定)
アルピーヌA110ビトンリミテ(2021年・24台限定)

 日本専売モデルはかなりあるなか4台をピックアップ。最新はA110のツートーンモデル。J50はフェラーリ日本正規販売50周年を記念したモデルだ。どれも海外のクルマ好きが羨ましがっていると思うとちょっと優越感。もっと出して!!

【番外コラム02】限定じゃないけど……北米専売レクサスIS 500Fスポーツ

レクサスIS 500Fスポーツ
レクサスIS 500Fスポーツ

 ISの北米仕様には5L、V8を搭載したIS500が設定される。車名がIS500だけに初代のIS Fほどのスポーツ性はないようだが、今やV8搭載は難しいだけに貴重な存在で、そのわりに安いのも羨ましい。ただ2022年秋に日本でも販売開始予定。

【画像ギャラリー】日本生まれの海外育ち!! 魅力的なヤツらはだいたい海外専売!? 日本で販売されなかった限定車(24枚)画像ギャラリー

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