ディーラーの存在意義とは何か
ディーラーの地場資本化(メーカーとは関係のない別会社が販売店を運営する形態)は、近年、大きく進んだ。それぞれのディーラーが、各地域でしのぎを削り、生き残りをかけた戦いは既に始まっている。
車販における利益の減少、そして今後見直されると思われる新車販売方法の変化によって、販売店の仕事は「売り」ではなく「維持・管理」に大きくシフトするものと筆者は考える。
このようななかで重要なのは、管理顧客からの圧倒的な支持だ。クルマを維持・管理するために必要となる的確な情報発信と、信頼のおける整備業務が販売店を支える柱となっていく。
ディーラーの役割は、地域に根ざし、ユーザーとクルマを繋ぐ架け橋になることだ。自動車社会におけるエキスパートとして、単純な売買ではなく、クルマのコンシェルジュ的な立場を極めていかなければならない。
労働環境の改善や、収益構造の見直しなど、ディーラーに対する課題は山積している。それでもなお、他の業態では代替することが出来ない仕事だと、社会全体に思わせるようなディーラーの動きを、これから期待していきたい。
【画像ギャラリー】サブスクで販売されるトヨタのBEV第1弾「bZ4X」をギャラリーでチェック!!(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方