リアスタイルナンバーワンはどれだ!? イケてるバックシャン選手権


 古今東西、リアスタイルが様になっているクルマは多く生まれてきた。なかには顔(フロント)より後ろ姿(リア)でそれとわかるクルマだって存在する。そこで、過去から現代まで、カテゴリーごとに「バックシャン(後ろ姿美人)!」なイケてるクルマたちを一挙紹介していこう。

文/フォッケウルフ
写真/フォッケウルフ、日産、トヨタ、三菱、マツダ、フォルクスワーゲン、ホンダ、スバル、ダイハツ、スズキ、プジョー、BMW

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■ユーザーを惹きつける後ろ姿とは?

 クルマを手に入れ、愛着を持って長く乗るうえで「見た目」は重要なファクターのひとつ。見た目のよし悪しを決定づけるデザインとは、五感で通して主観的に評価する色や形に関することなので、性能や機能のように数値では表わしにくい。しかし、どんなに優れた能力を持っていても見た目がよくなければ価値を見出すに至らず、そのクルマをより知ろうとする意欲も沸かない。

 見た目のよさやそれが自分の好みであるか否かは、購買行動の初期段階で大きな役割を担うとともに、使っていくなかで愛着を持ったり、手放したあともリピートしたくなる気持ちを醸成することに繋がる。だからこそ自動車メーカーは、ユーザーを惹きつける造形を作り上げるべく、デザイン開発に並々ならぬこだわりと情熱を注いているわけだ。

 そして、クルマの見た目で最重要視されるのは、もっぱら「顔」と称されるフロントまわりである。カタログや雑誌の表紙、記事に掲載される写真は、例外なく前面から撮影したものとなっていることからもその重要性は理解できる。

 しかし、世の中には顔だけでなく、むしろ顔よりも後ろ姿こそが印象的で、そこに魅力を感じさせるクルマは数多存在するものだ。そんな「後ろ姿がいい」クルマにはどのようなものがあるだろうか。具体的に紹介していこう。

後方から見ただけでそれと一瞬で判断できるほど、後ろ姿に特徴があるクルマが存在する

■スポーツカーのリアスタイルは個性とインパクトが命

 スポーツカーのデザインにおいては、そのパフォーマンスを全身で表現することが求められている。空力を重視したフォルムを基本に、太いタイヤを収めるためにリアフェンダーはグッと張り出す姿が強められ、大径マフラーや大型ウイングの装着によって後ろ姿でも強烈なインパクトを見る者に与える。

~レクサス LFA~
官能的な音を奏でる3本出しマフラーに視線釘付け

中央の3本出しマフラーの強烈だが、前後重量配分を最適化するためラジエーターがリアに搭載されていた兼ね合いで、リヤコンビランプ下に設けられたグリルもインパクトは絶大

~日産 GT-R~
伝統とアイデンティティが息づく丸テール

直6とは決別したが、初代から継承してきた4灯式の丸型テールランプは健在だ。他車でも丸形テールランプは採用されているが、GT-Rが一番似合うと言っても過言ではない

~三菱 ランサーエボリューション~
後方視界を妨げてでも空力重視の大型リアウイング

WRCで勝つために生まれたクルマとあって、走行性能を引き上げる機能やアイテムが多数採用されていた。とくにランエボIII以降の大型ウイングは性能はもちろん迫力も十分

■艶っぽいクルマはセクシーなだけでなく上品さも忘れない

 見る者の心をそそるような美しさがあり、落ち着きがあって、エレガントな雰囲気が漂っていることが「艶っぽい」と感じさせる要素と言える。造形で個性や存在感を主張しているが、あくまでも上品であるという点を外していないことを条件に選出してみた。

~マツダ CX-5~
より洗練された鼓動デザインで大人の色気を表現

現行型もかなり艶っぽいが、マツダが提唱する”魂動デザイン”を始めた採用した初代は、コンセプトモデルのときから独特の個性を主張しており、生産終了から6年を経た現在でも色褪せていない

~フォルクスワーゲン アルテオン シューティングブレーク~
色気のなかに秘めた品質の高さと質実剛健

質実剛健と称され、手堅いクルマ作りに定評のあるVWのなかでは、独特の色気を感じさせる。シューティングブレークならではの流麗なフォルムも艶っぽさの表現にひと役買っている

~日産 レパード~
後ろから見ればあぶない刑事が乗っていると思わせる!?

初代もかなり個性的だったが、レパードといえば「あぶない刑事」の劇中車として登場して大ブレークしたF31。当時のライバルだったソアラほどの派手さはない知的な大人の雰囲気は満点だった

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