何が人を惹きつけるのか? レガシィ スカイラインGT-R iQ エレメント… 平成レトロカーにあって今のクルマにないもの

【番外コラム】1998〜2008年頃と今 クルマの技術進化はどれほど進んでいるのか!?

電動化技術の進化はこの先のクルマ界を変えそうだ
電動化技術の進化はこの先のクルマ界を変えそうだ
2000年前後のハイブリッド技術は黎明期だったが、今は主役となり、常に磨かれている
2000年前後のハイブリッド技術は黎明期だったが、今は主役となり、常に磨かれている

 極端なことを書けば平成時代のクルマと現在のクルマの違いは電動化とADAS(先進運転支援システム)だけだと思う。

 新車のランエボIXが存在したとしたら、今のタイヤを履かせ筑波サーキットを走らせれば最新のスポーツモデルに勝るとも劣らない速さで走るだろう。また、インプレッサWRXの鷹目の走りも、素晴らしい評価を受けると思う。

 また平成のエンジン、熱効率という点で少し厳しく、官能評価で優勢。平成のエンジンを見ると大排気量のマルチシリンダーが少なからず存在した。高回転型のNAや高性能ターボもほぼ全メーカーから出ていたほど。燃費より性能重視ということです。

 ハイブリッドは黎明期だったけど、遠からず主役になると思っていたのは私くらいだった(注・誇大な表現です)。

●ADASの進化と浸透具合には驚き!

驚くほど浸透したADAS
驚くほど浸透したADAS

 それらを踏まえると、一番の違いはADAS。平成の時代、終盤に自動ブレーキが出てきたけれど、10年もしないうち、軽自動車にまで標準装備されるなんて想像もできず。実際、追突事故など激減し、板金屋さんが続々廃業しなければならないほどになった。

 今後の10年で一段とADAS性能は進化していくことだろう。やはり直近の課題といえば環境と安全。そこは大歓迎したい。

(TEXT/国沢光宏)

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